切削加工:基礎知識(「治具」の種類・特長)
- [2023/7/3公開] Question フライス加工での上面クランプの種類とコツを教えて フライス加工で被削材を上から固定するのにクランプをよく使います。古く傷ついたので買い換えを考えていますがどんな種類がありますか?また、特長やコツがありましたら教えてください。 Answer 上面固定クランプの種類 上面固定クランプのコツの紹介 上面固定クランプの種類 1. サポート部違いと 2. 先端形状違いで、代表的なクランプを紹介いたします。
- ミニクランピングシリーズ ダブルエッジクランプ フィックスチャークランプ Tスロットトークランプ IDクランプ スロットクランプ アジャストトークランプ ミニクランピングシリーズ 小物・薄物の切削加工用の治工具です。
- ステップクランプ Uクランプ スイベルクランプ ステップブロック ストラップクランプ スライドクランプ ユニクランプ スクリューサポート ステップクランプ 被削材(ワーク)を固定する補助工具です。
- ワンタッチクランプ プッシュクランプ スイングクランプ 引き込みクランプ カムサイドクランプ ワンタッチクランプ レバー操作で簡単に固定できる締め付け治工具です。
- クランピングナット 六角ナット カップリングナット 球面座金 フランジナット 平座金 球面ナット クランピングナット 工作機械上で被削材(ワーク)を固定するための工具です。
- スタッドボルト Tスロットボルト Tスロットナット スタッドボルト Tスロットナットを使って被削材(ワーク)を固定する時に使用するボルトです。 スタッドボルトは被削材(ワーク)を固定するため、治工具本体とテーブルをつなぐために使用するボルトです。
- スケイタ(芯出しプレート) 精密平行台 ユ二バーサルブロック スケイタ(芯出しプレート) 厚み調整をするための薄い鉄の板です。 各種バイト、治具、その他の下に敷き、旋盤、ミーリング、ボール盤など、全ての芯出しに使用できます。
- 精密バイス ミーリングバイス 油圧バイス 精密バイス 主に工作機械上で被削材(ワーク)をフライス加工する際に、クランプ(おさえて固定)します。 付属の口金を交換することで、異形材もクランプ可能です。
- 手動割出台(デバイダー) 電動割出台 ラインマスター[高精度ケガキツール(工作機械取付タイプ)] 手動割出台(デバイダー) ボール盤、フライス盤などで分割の加工に使用する装置です。 レバーでテーブルをまわします。セレクトピンを分割位置にセットしたところで、テーブルが止まります。
- 真空チャックは古くから使われてきたチャックですが、一部の分野でしか使用されず、機械加工に携わる方にとってはあまり馴染みのないチャック方式ともいえます。また、真空チャックのワーククランプ力は、メカクランプと比較して非常に弱いのが特徴であり短所でもありますが、使い方よっては大変便利なチャッキング方式でもあります。 この度は真空チャックの特徴を改めてご紹介致します。是非ご一読ください。 ■機械加工時の悩み 電磁チャックを使用しており、非磁性材を固定できない 段取り時間がかかっている 薄いワークをバイスで固定すると、歪みが大きく加工中にビビりが発生する ■真空チャック導入のメリット