塩水噴霧試験など耐食性試験の結果を評価する方法として、レイティングナンバによる評価が採用されています。
(1)試験片の確認
耐食性試験後の試験片には、ピット状の腐食、素地の腐食によるしみ、りん片状の剥離、こぶ状の腐食、樹枝状の腐食、膨れ、めっき皮膜の割れなどが発生しています。これら腐食生成物の除去が適切に行なわれているかどうか確認します。
(2)評価の対象面
【図1】に示すように、試験片の端から規定する面を除いた部分とします。 |
(3)レイティングナンバ標準図表による方法
【図2】に示すレイティングナンバ標準図表と目視によって照合し、耐食性を評価します。 |
(4)腐食面積を実測して評価
腐食の形態が複雑で、標準図表との照合が困難な場合には、腐食個所を実測して、次の方法でレイティングナンバを求めます。
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