<JIS B 6701-1992>
「プラスチック射出成形機の金型関連寸法」
(3)タイバーの間隔寸法
タイバーの間隔寸法は、【図】に示すようにタイバーの内側距離(A、B)をいい、【表】による。
解説
この規格は、型締力が196〜7845kN(20〜800tf)のプラスチック射出成形機のタイバーの間隔寸法について規定されています。
タイバーの間隔寸法は、金型をプラテンに取付ける場合のモールドベースの最大外形との干渉が起きないかどうか、もっと分かり易く言えば、金型がプラテンに取付けられるかどうかを判断する指標になります。
金型の取付方法は、
- 金型をクレーン等で吊り上げて成形機の上からタイバーの間に吊り下ろす場合。
- 横方向からレールに沿って金型をタイバーの横から送り込む場合。
が一般的ですが、いずれの方法でもタイバーの間隔よりもモールドベースの取付板最大寸法が小さくなっていることが推奨されます。
(特殊な場合として、金型を斜めにしてタイバーの間に入れてしまう方法もあります)
【表】に示す基準寸法よりも実際の寸法は大きくても良いと備考2に記載されていますので、成形機によっては少し大きめに設定されている場合もあります。