精密基準面の形状(自動機部品の加工技術の応用-7) ここで次の3種類の精密基準面とその加工法について解説します。 上のa)~c)の精密基準面は、力のかかり具合やボルト締結固定、移動して使うなどと状態が異なるため、それぞれ異なった基準面設計の考え方が必要です。 【表1】精密基準面の設計の考え方 精密基準面の種類 特徴 精密基準面の設計の考え方 製品の組立部品の 位置決め基準面 ・ 位置決めに大きな力を作用させない →ワークの変形が無視できる ・ 異形状のワーク位置決めが多い ・ 位置決めピンを多用:写真1 ・ 基準面側に一定の力で押しつける 自動機などの 精密組立基準面 ・ ボルト締付圧力がかかる ・ 基準面間にゴミを挟ませない形状 ・ 平面-平面で締付力を受ける ・ 必要以上に面積を大きくしない:写真-2 精密測定の測定物の 設置基準面 ・ 測定物の寸法変化に影響させない事 ・ XYZ3軸と平行度の精度が必要 ・ 移動させるものは摩擦抵抗に配慮 ・ 均一な重量バランスとなる基準面配置:写真-3 ・ 移動させる場合は逃げ面を作り、摩擦抵抗を小さくさせる « 前の講座へ次の講座へ »