特長
- 検出体の材質や色によらず一定位置での検出が可能な接触式のスイッチです。
- 磁気検知IC(ホール素子)を採用した無接点式の構造です。
- 低接触力での検出が可能です。
基本構造
コンタクト部がストロークすることによってマグネットが移動し、ホール素子が信号を出力します。
- コンタクト部
- スプリング
- マグネット
- ホール素子IC
- ハウジング
仕様
ストローク | 1.5/3/6 |
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繰り返し精度 | 0.02以内 |
接点構造NO | (常時開) |
応差 | 0.1以下 |
寿命* | 1000万回以上 |
応答周波数 | 1msec以下 |
出力 | NPNオープンコレクタ LED無し :MAX15mA LED付 :MAX12mA |
*下記条件での数値
耐久テスト条件
使用温度 | 25℃ |
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振動 | なし |
接触角度 | 垂直(偏角なし) |
動作頻度 | 1回/sec |
定格および耐環境性
電源電圧 | DC5~24V |
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消費電流 | 10mA以下 |
使用温度 | 0~60℃ |
絶縁抵抗 | 10MΩ(DC250Vメガにて) |
耐電圧 | AC500V 50/60Hz 1分間 各端子、ケース間 |
耐振動 | 10~55Hz 複振幅1.5mm X・Y・Z各方向 |
回路図
(シーケンサなどとの接続)
(リレーなどとの接続)
(2信号タイプ)
使用上の注意
本製品は万全を期しておりますが、スイッチの誤作動や故障により重大な人身事故や拡大損害に発展することが予想される場合には二重回路などの安全対策を組み込んでください。
設計時の注意
接触角度
検出体のスイッチへの接触角度は±2°以内にしてください。
ストローク量
- コンタクト部をストロークエンド以上押し込まないでください。
必要に応じてストッパなどを設けてください。 - コンタクト部を回すような力が加わらないようにしてください。
磁界による影響
強い磁界がある環境では使用しないでください。1000ガウスを超える磁界を与えると誤動作します。
取付上の注意
ケーブル取出口の断線
- スイッチ本体のケーブル取出口部に過度のストレスを加えないでください。ケーブルのハンダ付け部が破損し、信号不良が発生します。
(引張強度は20N、最小曲げ半径はR7) - ケーブル可動する場合には取出口にストレスがかからないようにケーブルの途中を固定してください。
ナットの締め付けトルク
M6は1N・m、M8・M14は2.7N・m以下で締め付けてください。
電気配線時の注意
逆接続の禁止
接続は回路図にしたがって正しく行ってください。電源の逆接続は絶対にしないでください。
リレーの駆動
リレー(12mA以下)を駆動する場合には並列に逆方向ダイオードを入れてください。