機械加工の生産方式の場合、ワークを機械毎に置きなおすことで、精度低下と取り置きのムダが生じます。このため、1回のチャッキングで可能な限り加工を終える加工方式が求められます。多種少量生産性に優れた、多機能自動化志向の機械が出現しています。

(1)切削加工と自動化

・ 切削加工の自動化は、工作機械業界でマシニングセンタの商品で高度に進歩しています。
・ マシニングセンタの自動化は次の構成で実現しています。

マシニングセンタの自動化

【図1】マシニングセンタ(株式会社ソディック製)

※ 株式会社ソディック製

・ さらに、多種少量生産で多機能自動化のニーズが高まっており、複数の加工機能を1台の工作機械に持たせた複合加工機が商品化されています【図2】。

 

【図2】工作機械の多機能自動化の例

出典: 『ツガミCNC自動旋盤カタログ』より

 

(2)切削加工の多種少量生産を支援する周辺備品

 切削加工の場合、ワークの設置換えによる弊害は次の3つがあります。

ア) 加工前の段取り時間が必要
イ) 被削材の設置換えは加工精度の低下に繋がり易い
ウ) 治具数が必要

 この課題対応のため、ワンタッチで着脱可能な標準化された精密位置決め治具【写真1】が市販されています。

【写真1】EROWA社製ツーリングシステム

出典: 『EROWA社カタログ』より