耐油手袋
油脂分を含む食材に触れる際にはめる手袋です。
特長
- 滑りにくさ、突き刺しの強さ、材質、摩耗性などを確認して、作業を快適にし、食品への有害成分の抽出のないものを選んでください。
- 食肉加工からラード・バターなどの取り扱いまで幅広く使われます。
ここポイント! |
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・耐油性について: 耐油と言う言葉は多くの意味を持っています。油で滑らない、油で物性変化を起こさない、油が染み込みにくいなどがあり、現場にあった手袋の確認が必要です。 |
耐熱手袋
特長
- 高温の油(フライヤー)、スチーム蒸し器、オーブン、加熱調理器具に触れる際にやけどから保護するための手袋です。材質により対応できる器具や温度が異なります。
ここポイント! |
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・どのような作業で使用するのかを確認してください。 ・食品に直接触れる作業の場合は、食品衛生法適合品の使用をおすすめします。 ・サイズや色、手袋の厚みや各サイズ(長さ・中指長さ・手のひら周りなど)を確認してください。 |
耐切創手袋
鋭利な物による切創防止を目的とした手袋です。
特長
- 高強度高弾性性能を持った繊維を使用し、カミソリや鋭利な物による切創に対して非常に高い抵抗性があり、皮革、綿、合成繊維に比べ数倍の切創抵抗があります。
※切創とはガラスや刃物など鋭い器物による切り傷のことです。
スーパー繊維(高強度・高弾性率繊維)の種類
PBO繊維 | ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザールの英文の頭文字をとった略称で、1998年より商品化された新しいタイプの繊維です。 |
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超高分子量ポリエチレン繊維 | 非常に分子量が大きいポリエチレン・ポリマーを原料にして、「ゲル紡糸法」と呼ばれる最新の技術で生産された、高強度・高弾性率繊維を有する繊維です。 |
ポリアリレート繊維 | ベンゼン環などで構成され、その結合部分がエステル結合からなる高分子を溶融紡糸法により繊維にしたものです。 |
パラ系アラミド繊維 | ナイロンの一種ですが、通常のナイロンと違ってベンゼン環を含み、これをアミド結合で結んだ固い構造の高分子を原料としています。 |
豆知識 アラミド繊維とは |
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・引っ張り強度 「点」での刺しには弱いが「線」での切創には強いです。 |
ここポイント! |
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・スーパー繊維の種類によって引っ張り強度、弾性が違います。 作業現場に合った材質・形状・サイズを選んでください。 |
ココミテvol.2より参考