軍手
手を傷や汚れから守ります。
滑りにくくしっかり作業できます。
特長
- 編み手袋なので、伸縮性があり手にフィットします。
- 純綿は熱にも強いです。特紡は繊維くずや綿を太い糸に再利用して作られています。純綿より弱いですが、安価で吸水性が良いため、軍手には多く採用されています。
選定目安
安全すべり止め手袋
特長
- 手のひらにゴム性のボツボツが付いていて、すべらず荷物が持ちやすくなっています。
ゴム背抜き手袋
特長
- 手のひら面がすべてゴム張りで、抜群のグリップ力を発揮し、細かい作業向きです。
【注意事項】
回転体では手袋が引っかかり、巻き込まれる恐れがあるので使用しないでください。
ここポイント! |
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・作業内容や環境に合わせて選んでください。 例)・熱いものを扱う作業…純綿タイプが最適 ・手先の細かい作業…薄手タイプが最適など。 ・ゲージ…1インチの長さに何本編み機の編み針が入るか、編み目の数を表します。(1インチ=2.54cm)通常一般的な軍手は7ゲージ編と呼ばれています。 |
ニトリルゴム手袋
手と製品の保護のために装着する手袋です。
特長
- 食品加工工場からアスベスト処理、化学プラントまで幅広く使われています。
- 天然ゴムや塩化ビニール製の手袋に比べ比較的熱に強く、耐引き裂き性・耐突き刺し性・耐摩耗性に優れています。
(万が一破れたとしても、大きく広がり、すぐに損傷に気付くことができます。もし、破れや穴が大きく広がらないと、気付かないまま汚染が続くことになり大変です。) - 機械油や食肉油脂分などの耐油性・耐薬品性に優れています。
(ただし薬品ごとに耐性は異なりますので確認してください。)
ニトリルゴム(NBR)特長
・耐油性・耐摩耗性・耐老化性に優れています。
手を守る
・油などの汚れから守ります。
・鋭利なものでの切断から守ります。
・洗剤・薬品から守ります。
製品を守る
・ホコリの付着を防ぎます。
・静電気から守ります。(静電気対策品)
・転写(手の汗など)から守ります。
ここポイント! |
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・サイズや色を確認してください。 ・厚み(極薄手・薄手・中厚手・厚手)と作業内容を確認して選んでください。 ・長さ(肘まであるなど)や指や手のひら周りなどの表示を確認してください。 ・使用薬品ごとに耐性は異なりますので、不明な場合はどのような作業で使用するのか、使用薬品などを確認してメーカーに問い合わせることをおすすめします。 |
化学防護手袋
化学薬品の汚染から人体を保護する手袋です。
用途
- 部品洗浄、メッキ加工、研究所、化学工場、石油化学工場など薬品を使用する作業全般で使用します。
耐透過性
ガス化した薬品が、素材中の分子すき間を通り皮膚に到着しないように加工しています。
耐浸透・耐劣化性
ピンホールや薬品によって溶けたりヒビ割れたりして薬品が染み込まないようにしています。
豆知識 保護具の選び方 |
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保護具はトータルコーディネートが重要です。化学防護服やマスクなどの規格と同じレベルの手袋をJIS規格を参考にして選ぶようにしましょう。せっかく高い化学防護服を着ていても、手袋から薬品が透過してしまったら、袖口を通って防護服の内部にも薬品が届き、薬品に汚染されてしまいます。 |
【注意事項】
薬品を取り扱う現場で、薬品が人体に触れてしまうと、触れた皮膚から吸収されて体内に取り込まれてしまいます。そのため薬品が人体に届かないようにすることが重要です。薬品は液状だけではなく、化学変化を起こし、分子レベルのガス状になることがあります。その分子レベルで手袋などの素材に触れると、素材を構成する分子結合のすき間から内部に吸着を起こし、内部に入り込みます。これを透過現象と呼びます。するとガス状の薬品が人体に届くため、透過を起こしづらい素材を選ぶ必要があります。
ここポイント! |
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・JIS(T8116)で定められた耐透過性を確認して、安全な材質の手袋を選んでください。透過性が不明な場合、製造メーカーへ問い合わせ、安全を確認してから使用するようにしてください。 ・サイズ・色・厚さ・長さ(中指長さ/手のひら周りなど)を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考