ホイスト(クレーン)スケール
台はかりでは計量しにくい物や場所でも計量可能なはかりです。
特長
- 天井クレーンなどに吊り下げて使用します。台はかりでは計量しにくい物でも運びながら計量できます。
- 台はかりのようにスペースを取らず計量可能です。
- 本体に計量表示があるため、即座に質量値を把握できます。
- バッテリー式なので移動が簡単です。
- 防水なら屋外でも使用可能です。
無線式ホイスト(クレーン)スケール
特長
- 高いところ、遠いところでの計量結果を手元の指示計で表示確認できます。
- パソコンへのデータの取り込みやプリンター印字が必要な場合は、無線式を選択してください。
ここポイント! |
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・はかり本体と指示計までの距離(m)(屋内・屋外)を確認してください。 |
「検定付」なら計量しながら積み込みができ、その計量結果を取引証明に使用できます。
検定付とは…
経済産業省令で定められた基準に合格し検定証印または基準適合証印が付されたはかりを検定付はかりと呼び取引証明に使用できます。
取引証明用とは…
計った「質量」をもとにして売買などを行うことです。取引証明に使用するはかりは検定付でなければならないと計量法で定められています。
ここポイント! ホイスト(クレーン)スケール |
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・秤量(kg)(計量できる最大質量=被計量物+風袋)を確認してください。 ・本体のサイズ(mm)を確認してください。 ・目量(質量を読みとることができる最小の値)が対応しているかを確認してください。 ・取引証明用として使用する場合は検定付のはかりをお選びください。 ・防水機能は必要か確認してください。 ・使用する地域を確認してください。(重力加速度の設定のために必要です。) |
分銅
使っている電子はかりが常に正しく計量できているか、点検や検査に使います。
分銅には形状毎に用意されている質量・等級・材質があります。
円筒分銅 | 計量法やJISなどの規格に完全適合しています。校正によって基準分銅やJCSS標準分銅にできます。 | |
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円盤分銅 | 複数積み重ねることができ、実用基準分銅や実用標準分銅として電子天びんやはかりの校正・調整・検査に最適です。 | |
枕型分銅 | 取り扱いや持ち運びが容易で、積み重ねも可能です。実用基準分銅や実用標準分銅に最適です。 | |
板状分銅 | 1mg~500mgの小質量分銅です。 |
分銅の等級と最大許容誤差
表わす質量 | F1級(特級) | F2級(1級) | M1級(2級) | M2級(3級) |
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20kg | ±100mg | ±300mg | ±1000mg | ±3000mg |
10kg | ±50mg | ±150mg | ±500mg | ±1500mg |
5kg | ±25mg | ±75mg | ±250mg | ±750mg |
2kg | ±10mg | ±30mg | ±100mg | ±300mg |
1kg | ±5mg | ±15mg | ±50mg | ±150mg |
500g | ±2.5mg | ±7.5mg | ±25mg | ±75mg |
200g | ±1.0mg | ±3.0mg | ±10mg | ±30mg |
100g | ±0.5mg | ±1.5mg | ±5mg | ±15mg |
50g | ±0.30mg | ±1.0mg | ±3.0mg | ±10mg |
20g | ±0.25mg | ±0.8mg | ±2.5mg | ±8mg |
10g | ±0.20mg | ±0.6mg | ±2.0mg | ±6mg |
5g | ±0.15mg | ±0.5mg | ±1.5mg | ±5mg |
2g | ±0.12mg | ±0.4mg | ±1.2mg | ±4mg |
1g | ±0.10mg | ±0.3mg | ±1.0mg | ±3mg |
500mg | ±0.08mg | ±0.25mg | ±0.8mg | ±2.5mg |
200mg | ±0.06mg | ±0.20mg | ±0.6mg | ±2.0mg |
100mg | ±0.05mg | ±0.15mg | ±0.5mg | ±1.5mg |
50mg | ±0.04mg | ±0.12mg | ±0.4mg | ±1.2mg |
20mg | ±0.03mg | ±0.10mg | ±0.3mg | ±0.9mg |
10mg | ±0.025mg | ±0.08mg | ±0.25mg | ±0.75mg |
5mg | ±0.020mg | ±0.06mg | ― | ― |
2mg | ±0.020mg | ±0.06mg | ― | ― |
1mg | ±0.020mg | ±0.06mg | ― | ― |
※JIS B 7609による
ここポイント! |
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・点検・検査の種類を確認してください。 ・電子はかりの性能を確認してください。 点検・検査をする電子はかりの秤量(計量できる最大値)と目量(最小表示単位)を確認してください。 秤量や目量は電子はかりの側面や裏面に取り付けられている銘板や取扱説明書などからわかります。 ・電子はかりの秤量から使用する分銅の質量を確認してください。 ・電子はかりの性能に見合った分銅の等級を確認してください。 ・分銅の形状と材質を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考