硬度計
軟質物の硬さを数値化するために使用する機器です。
スタンドを併用することで、作業者による数値のバラツキが少なくなります。
用途
ゴムの硬さ測定。スポンジくらいの硬さからプラスチックの硬さを測定。
ゴム用としてはJIS K6253準拠のタイプAデュロメーターが最も一般的です。しかしながら、硬度計は10~90ポイント間を指示している時、最も有意差が出るとされているので、例えばタイプAデュロメーターで測定して90ポイント以上を示すような硬いワークにはタイプDデュロメーターを使用する方が良いでしょう。逆に、20ポイント以下を示すような軟らかいワークにはタイプC、またはタイプEデュロメーターを選定します。ワークに合わせて最適な機種を選定することが重要です。
【注意事項】
注油しないでください。動きが悪い時はアルコールで汚れを拭き取ってください。条件の整った環境で測定してください。分解、改造はしないでください。定期的に検査や校正を行ってください。
ここポイント! |
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・ワークに合った機器を選定してください。 ・表示タイプを選んでください。(アナログタイプ、デジタルタイプ) |
流量計
流れている液体・気体・蒸気の量を測るための機器です。
面積式
(フロート式)流量計
電子式流量計
(マスフローコントローラー/メーター)
面積式(フロート式)流量計のしくみ
上端が下端より拡がった円錐状の筒(テーパー管)の中に、浮子(フロート)を入れたもので、流量の大小によりフロートが上下し、その釣り合う位置を読み取り、流量を求めるものです。
用途
液体・気体・蒸気・スリラー(粘土を含む濁水など異形物を含む液体)の流量計測に。
流量の種類
瞬時流量…ある瞬間にどのくらいの量が流れているかを示すもので、流量の監視や調節に必要となります。
積算流量…流量計をどのくらいの物質が通過したかを示すものです。
体積流量と質量流量
体積流量…多くの流量計は物質の占める体積を測る仕組みになっています。
質量流量…温度計と圧力計、あるいは密度計の助けを借りて、体積流量から換算して求めます。
豆知識 メーターについて |
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水道メーターやガスメーター、ガソリン計量機はすべて積算流量です。 |
【注意事項】
単体で働く機器ではなくラインの一部に組み込む機器ですので、配管設計時に打ち合わせをして最適な機器選定を行ってください。
ここポイント! |
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・流量測定したい対象の確認をしてください。 |
ココミテvol.2より参考