騒音計
騒音を測定する測定器です。
特長
- 機械や車・飛行機の騒音測定や、防音設備の性能試験に使用します。
普通騒音計
屋外・工場・事務所などの環境騒音測定を目的とした騒音計で、一般的な測定器です。
精密騒音計
さまざまな分野の騒音研究、あるいは評価を行うユーザーのあらゆる計測条件にも対応できることを目的としてさまざまな機能を持った測定器です
騒音の大きさの目安
【注意事項】
騒音計を手に持って測定する場合、測定者の体が音を妨げたり、反響させたりします。
使用時には最低でも体から30cm以上離して使用してください。
騒音計の種類
① 普通騒音計・精密騒音計 | 最も一般的な騒音計で性能が規格などで定められています。精度が異なります。 |
② 精密計測用レベル計 | 幅広い測定周波数と測定レベル範囲を持ち、さまざまな音響計測に対応できます。 |
③ 分析機能付騒音計 | 実時間分析機能、もしくはFFT機能を内蔵した携帯型騒音計です。 |
④ 環境騒音観測装置 | 騒音規制法や環境基準に定められた方法でデータ処理を行います。騒音の測定と観測・監視に用いられます。 |
⑤ 低周波音レベル計 | G特性音圧レベルの測定と同時に1/3オクターブの実時間分析ができます。 |
⑥ 騒音表示装置 | 街頭に設置して、その周辺の騒音レベルを電光掲示板に表示する装置です。 |
ここポイント! |
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・計測範囲(dB)を確認してください。 ・普通騒音計か精密騒音計かを確認してください。 ・騒音測定以外の機能(周波数など)が必要かを確認してください。 |
アスベストサンプリング機器
空気中に飛散するアスベストをサンプリングする機器です。
・アスベスト除去作業室内の測定に。
・労働安全衛生法に基づく作業環境測定に。
特長
- 一般大気環境(敷地境界)や作業環境、建築物内での空気中に飛散するアスベストをサンプリングする装置です。主にはアスベスト除去作業室内の測定に使用されます。飛散するアスベストをフィルター付ろ紙ホルダ、吸引ポンプ、三脚を使って一定条件でサンプリングをします。
空気中アスベスト測定手順
サンプリング→フィルターの透明化処理→位相差顕微鏡により計数→アスベスト繊維数濃度を算出
アスベスト(石綿)の危険性
アスベストの発がん性が明らかになると共に、わが国においても段階的にアスベストの使用が禁止され、労働安全衛生法施行令の改正によって2004年10月1日よりアスベスト使用が原則禁止になりました。このため、アスベスト含有建材の解体・改修時に関する規制が強化されています。
石綿障害予防規則に基づき、アスベストを含む建築物などを解体する際は、除去作業により飛散しているアスベストが外に漏れないよう、施工区画内を負圧に保たなければなりません。
ここポイント! | |||||||||||||||||
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・サンプリングする場所(位置)によって、サンプリング機器の型式が異なります。
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ココミテvol.2より参考