テスタ
電流、電圧や電気抵抗を測定する計器です。
特長
- テスタは別名"回路計"や"マルチメーター"などと呼ばれ、内部の回路を切り換えることで、直流・交流の電流や電圧、ならびに抵抗などを調べることができます。直流高電圧の測定は専用のプローブ(探針)を用います。(JISの規定では直流電流・電圧、交流電流・電圧、抵抗の5種類のうち3種類以上の計測が可能なものをいいます。)
豆知識 実効値とは |
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周期的に変化する交流の電流や電圧の大きさを表すのに用いる値です。一般家庭に送られてくる電圧100(V)は実効値です。 |
カードテスタ
特長
- ポケットサイズで持ち運びに便利です。
アナログテスタ
特長
- 測定結果はアナログメーターの指示値を読み取ります。
デジタルテスタ
特長
- デジタル表示なので直読が可能です。高機能のものは電圧の周波数や電流測定機能があります。
ここポイント! |
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・電圧の最高使用電圧(V)を確認してください。 |
デジタルクランプメーター
電線を挟み込むだけで電流を測定できる測定器です。
電気を止めたり、配線を切断することなく通電状態のまま電流を測定することができます。
特長
- 図のように配線をクランプするだけで、大電流も簡単に測定することができます。24時間稼働ビルや工場においては、日常保守点検項目の1つとして、また定期的な点検により重要な回路や機器の絶縁破壊を予測する予防診断として漏れ電流測定が行われます。
※導体は必ず1本だけクランプしてください。
単相(2本)、三相(3本)を同時にクランプした場合は測定できません。
デジタルクランプリークメーター
特長
- 大電流用では測定の難しい微小な漏れ電流を測定することができる電流計です。導線を2本挟み込んで電流の行き帰りの差=漏れ電流を検出します。
アナログクランプメーター
特長
- 使用方法はデジタルクランプ電流計と同様ですが表示はアナログメーターの指示値を読み取ります。
【注意事項】
測定可能な導体径(mm)以下のサイズで使用してください。
ここポイント! |
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・アナログ式またはデジタル式かを確認してください。 ・交流専用タイプか交直両面用タイプ、交流漏れ電流測定用などがあるので測定電流に合ったものを選んでください。 |
検相器
三相電源の相順(R-S-Tなどの順番)を確認し配線ミスを防止します。
特長
- 円板の回転方向で三相電源の相順が一目でわかります。
円盤が矢印方向に回れば相順OKです。 - 3つが正しい順序でつながれていると動作不良などのトラブルを防止します。
検相器(非接触タイプ)
特長
- 導電部に接触せずに、被覆線の上から安全に測定ができます。
豆知識 単相電源と三相電源 |
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電源には大きく分けて100V(または200V)単相電源(2線)と200V三相電源(3線)があります。単相電源は一般家庭に配線されており、200V三相電源は、オフィスや工場など動力を多く必要とする場所に配線されています。 |
ここポイント! |
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・タイプの確認をしてください。(非接触タイプは測定できるところが多く、安全に測定できます) |
ココミテvol.2より参考