プラスチック射出成形金型の内部構造として、空気やガス、水や油等の流体を面で密封する必要がある場合があります。
密封が必要な例
- ガスを真空吸引をする場合
- 空気断熱をする場合
- 潤滑油を遮断する場合
- 冷却水を漏水遮断する場合
密封の方法としては、次のような手段が考えられます。
(1)静止面の密封
1. 永久静止面の密封
- 相互変位のある場合
- 相互変位のない場合
2. 着脱静止面の密封
- 間接密封
- 直接密封
(2)運動面の密封
1. 回転運動面の密封
- 接触型密封
- 硬質密封(メカニカルシールなど)
- 軟質密封(パッキン、ゴムシール、Oリングなど)
- 液体密封(シリコーングリスなど)
- 非接触型密封
- 油溝
- 摩耗リング
- ラビリンスシール
- 液体シール
2. 直線運動面の密封
- ロッドシール
- プランジャーシール