軸と歯車やフランジのボスとの組み込みには、どちらかの部品に逃げを持たせておくと、スムーズな作業ができます。
- ベルトを用いた伝動装置部品の平ベルトプーリやタイミングプーリと回転軸は、回転精度を維持するために、はめあい公差を持つ加工がなされています。
- 幅の広いボスに軸を組み込む場合、軸とボスの両者に逃げがないと、組み込みが容易にできない状態が生じます。
- したがって、軸側に逃げを持たせるか、ボス側に逃げを持たせるかのどちらかの形状の工夫で、組み込み作業が容易にできます。
- 逃げ部の加工は旋盤を使用します。
- 幅の広いボスの場合の逃げ部寸法の目安として、次式があります。
|