タイミングプーリ・ベルト選定自動計算ツールで簡単に選定を行えます。
【手順1】設計に必要な条件を定める
- ①機械種類
- ②伝動動力
- ③負荷変動の程度
- ④1日の稼動時間
- ⑤小プーリの回転数
- ⑥回転比(大プーリ歯数/小プーリ歯数)
- ⑦暫定軸間距離
- ⑧プーリ径の制限
- ⑨その他の使用条件
【手順2】設計動力を計算する
2-a: MXL/XL/L/H/S□M/MTS□/Tシリーズの場合
●設計動力(Pd)kW=伝動動力(Pt)kW×過負荷係数(Ks)
- ・伝動動力(Pt):原動機定格動力で算出してください。(本来はベルトに掛かる実際の負荷で計算するのが理想です。)
- ・過負荷係数(Ks):以下の式より値を求めてください。
過負荷係数(Ks)=Ko+Kr+Ki
Ko: 負荷補正係数(表1)
Kr: 回転比補正係数(表2)
Ki: アイドラー補正係数(表3)
Kr: 回転比補正係数(表2)
Ki: アイドラー補正係数(表3)
- ※トルク(Tq)を動力(Pd)に換算する場合は、以下の式より値を求めてください。
トルク(Tq)=tq×Ks
設計動力(Pd)=Tq×n/9550
設計動力(Pd)=Tq×n/9550
Tq: 設計トルク(N・m)
tq: 伝動トルク(N・m)
Ks: 過負荷係数
Pd: 設計動力(kW)
n : 回転数(rpm)
tq: 伝動トルク(N・m)
Ks: 過負荷係数
Pd: 設計動力(kW)
n : 回転数(rpm)
- i. 最大トルクの使用頻度が数回/日の場合
- 最大トルクに負荷補正係数(Ko)を1.0とした過負荷係数(Ks)をかけた設計動力をご使用ください。
- ii. 最大トルクの使用頻度が高い場合
- 最大トルクに過負荷係数(Ks)をかけた設計動力をご使用ください。
- <スピンドルモータをご使用の場合>
- モータの基底回転数の動力に過負荷係数(Ks)をかけた設計動力をご使用ください。
- <リニア駆動でご使用の場合>
- 下記の式で設計動力を計算してください。
Te=m×α
Pt=Te×V/1000
Pd=Pt×Ks
Pt=Te×V/1000
Pd=Pt×Ks
Te: 有効張力(N)
m: 質量(kg)
α :加速度(m/sec2)
V : ベルト速度(m/sec)
Pt: 伝動動力(kW)
Pd: 設計動力(kW)
Ks: 過負荷係数
m: 質量(kg)
α :加速度(m/sec2)
V : ベルト速度(m/sec)
Pt: 伝動動力(kW)
Pd: 設計動力(kW)
Ks: 過負荷係数
2-b: P□M/UP□Mシリーズの場合
●設計動力(Pd)kW=伝動動力(Pt)kW×過負荷係数(Ks)
- ・伝動動力(Pt):原動機定格動力で算出してください。(本来はベルトに掛かる実際の負荷で計算するのが理想です。)
- ・過負荷係数(Ks):以下より値を求めてください。
過負荷係数(Ks)=Ko+Ki+Kr+Kh
Ko: 使用係数(表4)
Ki: アイドラー使用時の補正係数(表5)
Kr: 増速時の補正係数(表6)
Kh: 運転時間の補正係数(表7)
Ki: アイドラー使用時の補正係数(表5)
Kr: 増速時の補正係数(表6)
Kh: 運転時間の補正係数(表7)