b)3つ以上の力の合力
・球の中心の1点に対して、同じ平面上に働く多くの力の合成について解説します。
・上の図では、F1、F2、F3、F4の4つの異なる力(ベクトル)が球の中心Oに作用しています。
・この場合の合力は4つのベクトルを多角形状に連結させた最終辺の矢印が合力となります。
=解説=
・2つの力の合力は力の平行四辺形の対角線となることを前号で解説しました。
・この合力の求め方は、力の三角形の幾何形状の解析からも同じ結果が得られます。
・この力の三角形の解析方法を利用して、複数の力の合力を得ることができます。
・したがって、複数の力が作用する場合でも、合力により球の動きの方向と大きさF5を求めることが できます。