- 2種類の駆動源
- モータの種類と特徴
- モータの制御システム
モータの種類と用途
用途に応じたモータの選択
モータは、私たちの生活の中のさまざまな分野で使用されています。
一言でモータといっても回転させるだけの簡単な構造のモータから、細かい設定ができる精度の高いモータ、
直進駆動を行う、リニアモータまで、さまざまな種類があります。用途によって適した種類のモータを選定することが大切です。
<例>
1.位置決め精度が必要な時
メカとしては、ボールねじやベルト駆動と組合せることも多く、位置決めの再現性、分解能が高い場合には
ステッピングモータ/サーボモータを使用します。
2.加減速を含んだ速度制御が必要な時
物を動かす時にどの程度の速さで動かすかは重要な要件であり、その速さの程度により(または、必要な力により)加減速時間も大きく左右されます。
小型ACモータ/DCモータ/ステッピングモータ/サーボモータなどから選択します。
この時、メカ側でいかに慣性が小さい機構を作るかによって、選定するモータの容量が変わって来るので、
この検討は大切な作業です。
モータの特徴
モータの種類 | |||||
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構成 | ハード | ソフト | 特徴 | ||
小型ACモータ > 商品詳細 |
動作させるだけであれば、コントローラ不要 | 配線数は少ない | ON/OFFの制御でできる | 取り扱いが簡単。 専用コントローラを使用することにより、正逆転、速度設定も可。 |
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DCモータ > 商品詳細 |
コントローラ(+PLC) | 配線数は比較的少ない | ON/OFFの制御でできる | 取り扱いが簡単。 正逆転、速度設定も可。回転数の安定性が高い。 |
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ステッピングモータ > 商品詳細 |
ドライバ・コントローラ(+PLCまたはPLC内のコントローラ) | 配線数は多い。ゲイン調整なども必要 | 移動量・加減速などのパラメータが多い。複雑 | 分解能が高い。 オープンループ。(脱調の可能性がある)位置決め・加減速が可能 |
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サーボモータ > 商品詳細 |
ドライバ・コントローラ(+スケール+PLC) | 配線数は多い。ゲイン調整なども必要 | 移動量・加減速などのパラメータが多い。複雑 | 分解能が高い。 クローズループ制御。(脱調がない)位置決め・加減速が可能 |