タイミングプーリ・ベルト選定自動計算ツールで簡単に選定を行えます。
【手順6】 軸間距離のアジャストしろが表31よりも大きいことを確認してください
運転時の注意事項
- 異物のかみ込みを防止してください。
運転中に固形物がかみ込みますと、ベルトに傷をつけるばかりでなく、ベルトとプーリのかみ合いを悪くし、場合によっては、ベルトがプーリ歯に乗り上がり切断することがあります。 - 油の付着をさけてください。
ゴムタイミングベルトに油が付着しますと、場合によっては、ベルトに膨潤が起こり、著しくベルトの寿命を短くします。
(イ)油類でも特に溶剤系のものにはご注意ください。
(ロ)少量の潤滑油やグリースが付着する程度であれば、それほど問題はありません。 - 多湿下での使用は避けてください。
- 通気性のよい安全カバーを取付けてください。
- 高温(80℃以上)でご使用の場合はベルトの寿命が著しく短くなります。
ベルト使用上の注意
ベルトの張り方
ベルトの張りが過大な場合は寿命を低下させ、過小な場合は起動トルクまたは衝撃負荷によってプーリ溝から歯飛び(ジャンプ)することがありますので、指でベルトを押さえて、適当な張りにする必要があります。ベルトの張りを数値的に管理する場合はベルトの種類、幅およびスパン長さに応じて式Aによって適正なたわみ荷重を求めて張りを与えます。たわみ荷重は最大値と推奨値の間で張ってください。(係数Yが-の場合、Y=1で計算してください。)
- Td : スパンtの中央におけるたわみδに必要な荷重N
- Ti: 初張力N 表32より
- Lp: ベルトの長さ(mm)
- Y : 補正係数 表32より
- C : 軸間距離(mm)
- δ: たわみ(mm) δ=0.016t
- dp: 小プーリのピッチ円直径(mm)
- t : スパン長さ(mm)
- Dp: 大プーリのピッチ円直径(mm)