- マシンビジョンとは?/選定方法①
- 選定方法②
- 選定のポイント
マシンビジョンの選定方法 ②
STEP 3. カメラとレンズを決める
先ほどのSTEP 2.で確定した、分解能と見たい物のサイズより大きい視野になるようにカメラとレンズを決めます。
ここでは、最初はとりあえずカメラの分解能を要求分解能と1:1で検討し、視野・カメラの解像度に余裕がある場合は分解能を上げるのが良いです。
(計測では、測定したい物の10倍が必要と言われますが、カメラで10倍にすると視野が極端に狭くなったり、超高解像度のカメラが必要になるのでまず最低の1:1で視野が足りるかを確認します。)
見たい視野が狭く、測定したい物も視野に対して大きい場合は10倍を目標にすれば確実です。
カメラの選択
カメラを選定する際は、先ずは取り込む画像サイズに制限が無い事を前提で考えます。
STEP 3.で確定した視野/分解能で必要なピクセル数が出るので、視野480mm四方で分解能1mmならば短い編が480pix以上のカメラを用意すれば良いです。
長編480pix短編がもっと短くて良いならば標準的な640x480pixのカメラで640pixの編を使い、分解能を上げられます。この時点で必要なピクセル数が不足する場合は、測定したい物を確認し、視野を減らせないか? 分解能が過大に設定されてないかを確認します。
レンズの選択
視野の求め方、レンズのカタログを見ると視野角・ワーキングディスタンス(WD)が書いてあるものと、焦点距離が書いてあるものがあります。
焦点距離とワーキングディスタンス、カメラのセンサーサイズの関係は下記図のようになります。