これまで、材料の軽量化と構造の軽量高強度化の2つの手段での軽量化技術を解説しました。ここでは、両者を同時に検討しながら最適な形状設計で軽量高強度を実現させるアプローチを解説します。
(1)自動機の軽量高強度構造の設計の進め方
自動機などの装置構造は次の2つの要素に区分できます。
(2)最適な形状設計で軽量高強度を実現させるアプローチ
・上記の2つの構成要素をさらに細かな課題に展開し全体の設計課題を把握します。
・この全体の課題を念頭に置きながら、過去の類似構造の長所と短所をチェックし、軽量高強度構造化を進めることが失敗の少ないアプローチです。
(3)ノウハウの蓄積と活用
・上記の項目の右側に考慮すべき事柄を書いていますが、非常に多くの項目を自動機設計者はチェックしなければなりません。
・したがって、1種類の装置に改良を重ね、その蓄積された改良ノウハウを類似の自動機設計に活用することが得策です。