CFRP複合材料は布地を補強構造材とするもの(前号)と短繊維炭素を補強用フィラーとして樹脂に充填させた複合材料の2種類があります。後者を解説します。
(1)材料置換による軽量化について
材料置換による軽量化の場合、次の技術要件の同時解決が求められます。
(2)CFRP短繊維炭素複合プラスチックの特徴
下表の特徴があるため機械装置用にも採用が可能です。
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(3)CFRP短繊維炭素複合プラスチック置換による強度保証のための材料設計
・樹脂に短繊維炭素を数10%混合させて溶融成形して製品化できます。
・短繊維炭素が、布状炭素構造材に置き換わったものです。
・プラスチック射出成形法と同様の成形法が採用できるため量産性と低コスト性に優れています。