照度計
明るさ(照度)を計る測定器です。

特長
- デジタル式とアナログ式の2タイプあります。測定範囲が広い場合、照度以外の機能が欲しい場合はデジタル式が便利です。
アナログ式
低照度・中照度・高照度とレンジによって機種が分かれます。
デジタル式
低照度から高照度まで1台で測定できます。
(例)測定の目安領域
| 領域、作業または活動の種類 | 照度(lx) | ||
|---|---|---|---|
| 学校 | 学習空間 | 製図室 | 750 |
| 実験実習室 | 500 | ||
| 教室 | 300 | ||
| 工場 | 作業 | 精密機械製造 | 1500 |
| 繊維工場検査 | 750 | ||
| 一般の製造工場などの作業 | 500 | ||
| 事務所 | 作業・執務室 | 設計・設計室 | 750 |
| 共用空間 | 会議室 | 500 | |
※これらはJISZ9110:2010にて規定されています。
照度計の種類
アナログ式

デジタル・セパレート型

デジタル・分離一体型

| 豆知識 照明と照度について | |||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
照明によって照らされた場所の明るさを照度といい、照明は光が人の生活を快適にし、視作業を容易にして作業効率や安全性の向上など、重要な効果があります。![]() ・照明の単位表
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【注意事項】
LEDを正確に測定するためには分光特性が正確に設計されたJIS AA級の照度計で測定することをお勧めします。(JIS C8152)
| ここポイント! |
|---|
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光沢計
光沢を明確に数値化する測定器です。
測定部を測りたい所に押しあてるだけです。

特長
- 人の目による光沢検査では見る人による個人差のバラつきがありますが、光沢計により明確に数値化することで数値管理することができます。
測定したい面に規定された入射角で光を入射し、鏡面反射方向に反射する光を受光器で測定します。
光源と受光器部での光の強さに差がでるため、光沢度がわかります。

さまざまなシーンで活躍します
| 塗料・インキの品質管理に | ![]() |
印刷物関係のチェックに | ![]() |
|---|---|---|---|
| 建築材料や石材などの仕上げの検査に | ![]() |
塗装面の検査や診断に | ![]() |
| プラスチック成形物の外観検査に | ![]() |
フロアメンテナンスに | ![]() |
| 豆知識 |
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光沢度とは? 光沢の基準は? 光沢度の角度は? 光沢度の単位は? |
| ここポイント! |
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| ・光の反射を測定するので測定面は平面である必要があります。測定が可能であるかを確認してください。 ・測定する物の物質や反射の状態を確認して測定器の測定角度を選んでください。 (光沢度の高いものは角度を小さく、光沢度の低いものは角度を大きくとって測定します。) ※光沢度が高すぎて測定できない場合があるので注意してください。 |
風速計[プロペラ式(ベーン式)]
風速を測るための測定器です。
![風速計[プロペラ式(ベーン式)]](/tech-info/sites/default/files/inline-images/b0049_14.png)
特長
- 3~4枚の羽で風を受け、風の力により、羽を回して風の速さを測定します。
風速計[熱線式(ホットワイヤ式)]
![風速計[熱線式(ホットワイヤ式)]](/tech-info/sites/default/files/inline-images/b0049_15_0.png)
特長
- ワイヤに一定の電圧を加え、発熱させます。風による冷却と発熱が平衡した時の温度から風の速さを求めます。(プロペラを回す必要がないため、微風速向きです)
- 空調機器の風速測定に使います。
![風速計[熱線式(ホットワイヤ式)] 使い方](/tech-info/sites/default/files/inline-images/b0049_16.png)
風速計(防水カップ式)

特長
- 雨の日に屋外でも使用できます。
- 簡単で使いやすいハンディータイプです。
- 気象風速の測定、給排気ダクト、クーラー吸排気の測定に使います。

風の強さに関する解説
やや強い風
・風速:10m/s以上15m/s未満の風です。
・人への影響:風に向かって歩けなくなります。傘がさせません。
・建造物の被害:取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始めます。
強い風
・風速:15m/s以上20m/s未満の風です。
・人への影響:風に向かって歩けません。
転倒する人もでます。
・建造物の被害:ビニールハウスが壊れ始めます。
非常に強い風(暴風)
・風速:20m/s以上30m/s未満の風です。
・人への影響:20m/s以上25m/s未満の風では、しっかりと身体を確保しないと転倒します。
25m/s以上30m/s未満の風では立っていられません。屋外での行動は危険です。
・建造物の被害:20m/s以上25m/s未満の風では、鋼製シャッターが壊れ始めます。風で飛ばされた物で窓ガラスが割れます。
・25m/s以上30m/s未満の風では、ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外外装材がはがれ、飛び始めます。
猛烈な風
・風速:30m/s以上、または最大瞬間風速が50m/s以上の風です。
・人への影響:立っていられません。屋外での行動は危険です。
・建造物への被害:屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まります。
強風
・風の強い状態の総称です。
| 豆知識 風速に関する解説 |
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風速 最大風速 最大瞬間風速 |
| ここポイント! |
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| ・最小/最大風速(m/s)がどこまで測定できるかを確認してください。 ・熱線式かプロペラ式、防水カップ式かを確認してください。 |
ココミテvol.2より参考








