多くの物質は、大気中の酸素と結合することで発火して燃焼します。プラスチック成形材料、中でも熱可塑性樹脂は、発火点を越えると燃焼してしまいます。燃焼まで至らなくても、金型の中でエアーベントが不十分な場所で密閉された空間に、溶融樹脂が短時間に圧縮されると焼けが発生します。このときは樹脂温度が発火点を超えている場合には、黒く焼け焦げていることにになります。

 物質の発火点は、計測方法によってもばらつきがありますが、およそ下記のような温度であることが知られています。

物質名 発火点、単位:℃
ポリプロピレン 201
ポリスチレン 282
メラミン 380
ふっ素樹脂 492
タイヤ 150~200
木材 250~260
新聞紙 291
木炭 250~300
水素 500
メタン 537
プロパン 432
エチレン 450
アセチレン 305
一酸化炭素 609
硫化水素 260
アセトン 469
ベンゼン 498
アニリン 615
ナフタレン 526
硫黄 232
黄リン 30
赤リン 260
コーンスターチ 381

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