ここでは、エッジ部にバリを形成させない設計法と、加工で形成されたバリの除去法について解説します。

(1)加工部品のエッジ形状設計のポイント

  • エッジ部には“バリ”が残ることを前提に、エッジ部設計をする必要がある。
  • 次の機能が求められる加工部品の場合には、エッジ処理を部品図上に明記する必要がある。
a)素手で取り扱う部品や治具の外周コーナー部
解説:
バリは加工硬化のため鋭く硬い薄片、ナイフのように切れるため安全策として必要
b)高い寸法精度が必要な箇所
解説:
取扱い時の不備によるエッジ部の変形で寸法変化が生じることを回避するため(【写真1】参照)
c)軸と穴や部品同士の挿入などの組立を行う部品端部
解説:
組立時のガイド機能を持たせることで組立性向上と部品劣化防止を得るため
d)摺動面とその周辺部品の端部
解説:
走行中にバリが脱落する事故などで寿命短命となることを回避

写真1

(2)コーナー部の面取りの設計図面の指示方法

  • エッジ処理の代表は“面取り”・・・【図1】参照

    図1

  • “エッジ部にはバリなきこと”、“コーナー部は糸面取り”の文章で、部品図面の注記に明示することがある。