金属の洗浄
- (3)固形物 金属製品の表面には、次のような汚れが存在しています。すなわち、加工による金属表面の化学変化による生成物、単純に付着したゴミや埃、防錆油や潤滑油などとの油膜に付着したゴミや埃など、有機・無機性の固形物の汚れが付着しています。タグ:
- 話題を変えて、金属など表面処理の対象となる素材の洗浄について考えてみましょう。 通常、表面処理は、次のような工程で行われます。 めっきなどの表面処理を施す場合、直ちに、めっきという表面処理ができる訳ではなく、必ずその準備工程が必要です。それが、めっきの前処理工程で、めっき素材表面を、めっきが可能の状態にする工程です。これは、素地(最近は、金属に限らずプラスチック、セラミックなども対象になりますが)の表面の清浄化です。つまり、素地表面に付着しているいろいろな「汚れ」を除去して、素地表面を露出させることから始めます。この作業を「洗浄」といいます。 それでは、素地表面の汚れには、どんなものがあるのでしょうか。 金属表面の汚れ-1 まず、金属洗浄の前に、表面の汚れについて、考えてみましょう。通常、表面処理の対象となる金属製品の表面には、次のような汚れのうち、いずれかが、あるいはそのいくつかが付着しています。タグ: