金属切削工具とは何か?
金属切削における命題は、速い金属排出率(高い生産性)と信頼性です。
加工がうまくいく重要な要因は、加工する金属の加工性を考慮し、それに従って切削工具を選択することです。
切削工具に関しては、3つの重要な事柄があります。
すなわち切削工具は3つの主要な素材から成り立っていると言えます。
これら3つの要素は、加工に適した工具を選択し、いかにうまく切削するかにとって重要な要因です。
さまざまな鉄鋼材料
被削材(ワーク)の分類
被削材(ワーク)の鉄鋼材料はISO(国際標準機構)規格で分類され、より解かりやすく工具の材質選択ができるようになりました。
切削工具材種の選択(超硬、コーティング超硬、サーメット、セラミック、CBN、PCD)
チップの選択の基本はISO規格の「P」「M」「K」です。被削材(ワーク)の材質にあわせて、ブレーカーとチップ材種を選びます。
P鋼(はがね)の加工の場合:鋼用のチップブレーカーとチップ材種を使います。
Mステンレス鋼の加工の場合:ステンレス鋼用のブレーカーとチップ材種を使います。
K鋳鉄(いもの)の加工の場合:鋳鉄(いもの)用のブレーカーとチップ材種を使います。
ココミテvol.2より参考