概要
出力 | 6W,15W,25W,40W,60W,90W |
---|---|
定格電圧 | 100V,200V |
使用電圧範囲 | ±10%(定格電圧に対して)※ |
電源周波数 | 50Hz/60Hz |
速度制御範囲 | 90~1400min−1(50Hz) 90~1700min−1(60Hz) |
速度変動率 | 5%(標準値) |
速度設定 | ボリュー厶にて設定(アナログ設定) |
使用温度範囲 | −10℃~40℃ |
保存温度範囲 | −20℃~60℃ |
使用湿度範囲 | 85%RH以下(結露のなきこと) |
※±10%は電源電圧の変動範囲であり、常時使用可能な電圧ではありません。
スピードトルク曲線図(使用範囲)
※使用限界線について
可変速モータの使用限界を示します。可変速モータはこの使用範囲の斜線内部で使用してください。
使用限界線を越えて(斜線のない部分で)使用しますと、モータの温度上昇が高くなり焼損のおそれがあります。
さらにギヤの歯折れ等を引き起こします。
ギヤヘッドの伝達効率
Type | 減速比 | |||||||||||||||||||||
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3 | 3.6 | 5 | 6 | 7.5 | 9 | 10 | 12.5 | 15 | 18 | 20 | 25 | 30 | 36 | 50 | 60 | 75 | 90 | 100 | 120 | 150 | 180 | |
PACMGX | 81% | 75% | ||||||||||||||||||||
PACMGZ | 81% | 75% | 70% |
ギヤヘッドの許容軸トルクについて
可変速タイプユニットモータは、モータの回転速度によって使用できるトルクが制限されます。(左ページのスピードトルク曲線図の斜線部)
従って、可変速タイプユニットモータを使用する場合のギヤヘッドの許容軸トルクは、下記計算式より算出し、そのトルク以下でご使用ください。
TP=TM × i × η |
TP : 求めるギヤヘッドの許容軸トルク TM : 可変速タイプユニットモータの使用限界スピードトルク i : ギヤヘッドの減速比 η : ギヤヘッドの伝達効率 |
ただし、ギヤヘッドには許容トルクが設定されています(『ギヤヘッド取付時の許容トルク』)ので、そのトルク以下でご使用ください。
(例1) 90Wのモータを500min−1で運転し、減速比50で使用する場合
左ページのスピードトルク曲線図よりTM=0.3N・m、
ギヤヘッドの伝達効率η=70%
よって、TP=0.3×50×0.7
=10.5N・m
(例2) 40Wのモータを60Hz1000min−1で運転し、減速比150で使用しようとする場合
TM=0.16N・m、η=75%なので、TP=0.16×150×0.75=18N・m
と計算できますが、40W用ギヤヘッドの減速比150の許容軸トルクは
9.80N・mなので、ギヤヘッド出力軸にかかるトルクが
9.8N・m以下になるように負荷トルクを小さくする必要があります。
回転方向の切替
●ー方向運転
スピードコントローラ裏面の端子台の結線換えにより、回転方法が変わります。端子を“CW”“CCW”どちらか一方に接続してください。
注意
ギヤヘッドと組み合わせますと、ギヤヘッドの出力軸の回転方向は、減速比により、モータの回転方向と逆になる場合があります。
●正逆運転
“CW”“CCW”の端子にスイッチを増設しますと、正逆運転ができます。
注意
モータが停止してから、スイッチを切り換えてください。動作中に切り換えると故障のおそれがあります。
スピードコントローラの取付方法
I. 角穴をあけて取り付ける方法
- ①取り付ける板に角穴をあけます。
- ②コントローラ本体とフロントパネルを組み合わせたままM4のねじとセットで固定します。
II. 角穴をあけずに取り付ける方法
- ①取り付ける板に穴をあけます。
- ②スピードコントローラ本体からフロントパネルを取り外します。
- ③スピードコントローラ本体をM3のさらねじとナットで固定します。
- ④フロントパネルを取り付ける板に組み付け、M4のねじとナットで固定します。取り付ける板の板厚は、2mm以下のものをご使用ください。