選定方法
①防振マウント1箇所あたりの支持荷重を求めます。
Ex)荷重40KNの対象物を4点で支持する場合
40kN÷4=10kN
②防振すべき対象物の周波数を求めます。
1秒間あたりの振動数を周波数としますので
Ex)3000rpmのモータの場合
3000÷60(s)=50Hz
対象物の振動源(モータ等)の周波数に対して、1/2以下の固有振動数になるように防振マウントを選定してください。
50÷2=25Hz
逆に√2倍以下であれば共振域に入りますので再選定してください。
③防振マウントの支持荷重を縦軸にたどり、各型番のグラフ線との交点が固有振動数になります。
Ex)10KN,50Hzのモータの場合、KFJM160を選定すると固有振動数は20Hzになります。KFJH100を選定すると固有振動数は25Hzになります。
使用例
- 機械・機器をジャッキアップ(吊り上げ)してマウントを取り付け穴の下に置きます。
(KFJMタイプの場合はレベルワッシャをマウントの上に置き、機械・機器を降ろします) - 上側より、付属のナッ卜とワッシャを通したレべリングボル卜をマウン卜本体にねじ込みます。
- レベリングボルトを工具で回し機械のレベル調整をします。
(KFJMタイプはハンドルを工具で回し機械のレベル調整をします) - レベルが出たら、ナット・ワッシャを締め込んで固定してください。
集中荷重を防止するために、使用されるマウン卜を順番に少しずつレベリングしてください。
KFJMタイプはハンドルとレべルワッシャの接触面にグリスを塗布すれば、レベリングが軽くなります。