機械装置に安全装置を内蔵化させることで、装置の本質安全化が図れます。機械の設計段階で本質安全を考えることで安全装置の内蔵化が無理なく実施できます。
(1)安全装置の内蔵化
-1安全装置の種類
安全装置には次のような種類があります。
1)ガード式安全装置
2)両手操作式安全装置
3)光線式安全装置
4)手払い式安全装置
5)手引き式安全装置
-2安全装置の内蔵化
ガード式安全装置の事例とした場合:
機械装置の起動は、体の一部などがガード範囲に入っていると駆動しない。機械装置の一部として初期設計時点で組み込みインターロック式制御を組めば、ガード取り外しなどによる故意の改造による災害などを回避できます。
(2)本質安全化が難しい時の安全装置の使い方
機械装置の初期設計段階で安全装置の内蔵化が難しい場合や購入設備に対して後付で安全対策をする場合などがあります。この場合、次の図の構造で安全対策が段階的に実施するのが好ましい。