結合加工
- 量産ラインの中での加圧加熱工程では、前後の工程との同じ生産タクトを実現させ貯蔵バッファを持つことなく生産する工法が求められる。ここでは、多層加圧加熱処理技術を解説する。 (1)多層加圧処理技術 1)剛体の多層空気圧加圧法 ・2枚のガラス接着物を1個の製品の事例の場合、複数個のガラス接着物を積層させて加圧処理することで、前後の生産タクトと同じタクトを実現することができる。 ・この積層状態で
- ゴム膨張体を用いた加圧法は加圧均一性の点で優れるが機構設計上で膨張体の固定法などノウハウ的設計技術が必要となる。ここでは空気圧加圧法の機構設計の留意点を解説する。 (1)ゴム膨張体を用いた空気圧加圧法の機構設計の留意点 1)加熱による空気圧変動対策 ・ゴム膨張体の様な空気圧加圧法と加熱処理を併用する場合、加熱温度で空気圧が高くなるため加熱炉内部では室温状態の空気圧よりも大きな力が作用する
- ゴム弾性体のような加圧緩衝材を用いた加圧法は、加圧緩衝材の変形特性や経時変化による弾性特性の劣化の影響が避けられない。ここでは、空気圧を用いた加圧法を解説する。 (1)空気圧加工法と圧力プロファイル 1)圧力緩衝材を用いた加圧法の場合 ・圧力緩衝材を用いた加圧法の場合、被加工物の外周エッジ部で赤矢印方向に集中的な接触応力が作用するため、この反動としてエッジ部の内側部で加圧緩衝材が局所的に
- 加圧法が圧力プロファイルを決めるといってよい。しかし、加圧法が同じでも(1)被加工物のサイズに対する加圧面の大きさや(2)圧力緩衝材の弾性特性などで加圧プロファイルは変化する。加工法と圧力プロファイルについて解説する。 (1)加工法と圧力プロファイル 1)加圧法-Aの場合 ・加圧法-Aは被加工物の外周より内側の領域を加圧する場合で、被加工物の内側を加圧緩衝材で加圧している。 ・この場合の
- 生産技術のなかで均一な圧力をかけた状態で加熱処理をする工法が、接着/接合や転写(変形)加工などに利用されている。加圧加熱技術と自動化について解説する。 (1)加圧加熱技術の概要解説 次のような加工プロセスで加圧加熱技術(ホットプレス技術)が適応されている。 1) 精密加工(切削、研削など)の場合の被削ワークと加工治具の接着(図1a)) 2) 2枚のガラス基板を数μmのギャップを持たせて接着