材質の種類
材質 | 特長 |
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スチール | スタンダードで安価です。サイズバリエーションも多くあり丈夫です。 |
ステンレス | 水産業などの水を扱う所やクリーン度を必要とする場所に最適です。 |
アルミ | 他のローラーコンベヤに比べ自重が軽いため、持ち運びがしやすく、運送業などに最適です。 |
樹脂 | アルミローラーコンベヤより自重は軽くサビにも強いです。 搬送物に傷をつけたくない場合に最適です。 |
ローラーコンベヤのタイプ
タイプ | 特長 |
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ストレート | ローラーコンベヤの脱着が簡単にできる落とし込みローラーもあります。 |
カーブ |
カーブコンベヤのローラーには、テーパーローラーを使用すると搬送物をスムーズに流すことができます。 |
乗りつぎ | 分岐や合流に使用する装置です。 |
ハネ上げ | 通路の確保や反対側との人の行き来がスムーズにできます。 |
脚取り付け例
コンベヤ1台を単独で 使用する場合 |
車輪付脚の場合 | ||
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コンベヤを連結させて 使用する場合 |
ローラーコンベヤの選び方
ローラー幅の選定
搬送物の外形寸法に合わせて、ローラー幅を選定します。
1. 一般的にカーブがないストレートのみの時は、搬送物底面の幅+50mm以上のローラー幅が最適です。
2. パレットを使用する場合や準ずる時は、搬送物の底面幅以下のローラー幅でも、フレームに搬送物が接触しなければ、さしつかえありません。
3. 搬送物の流れ方向を確認してください。
同じ搬送物でも長さ方向と幅方向で流す場合ではローラー幅が異なります。ライン構成するときは、特に作業性から搬送物の流れ方向を変える場合もあります。必ず簡単な略図で搬送方向を矢印で明示してください。
ローラーピッチと脚支持ピッチの選定
1. ローラーピッチは、搬送物の底面長さと質量から決まります。搬送物を常時4本(3ピッチ)以上で受けるピッチにします。
また1本にかかる強度が許容負荷以下になるようにします。
2. 脚支持ピッチは、コンベヤにかかる積載負荷から選定します。搬送物質量をm当たりに換算し許容負荷以下になるようにします。
(90°カーブは、必ず3ヶ所で支持してください。)
※コンベヤ接続部にも、脚は取り付けられます。
推奨するローラーピッチ
常時ローラー4本(3ピッチ分)で搬送物を受けることにより、スムーズな搬送が約束されます。
通常3本以上で受けるピッチ
搬送物が動くと接続するローラーは3本、4本、3本‥となります。経済性を考えますと、一般的にこちらの計算でピッチを決めます。
機長の選定
- アルミ製、樹脂製などポータブル用として使用する場合は、取り扱いやすい長さとコンベヤ製品質量(kg=自重)から決めます。
- 機種によって標準機長が多少異なりますが、一般的にカーブ部を除いて、 で計算し、端数を乱尺機長コンベヤとします。
自走勾配の選定
グラビティコンベヤ(フリーローラー)で最も重要なことは、自走勾配の決め方です。
自走勾配の選定を誤りますと、搬送物が自走しなかったり、暴走したりして、生産や作業に悪影響をおよぼすことになります。
- 自走勾配は、搬送物の底面の状態・材質・質量などによって変わります。
- 右表は、一般的な自走勾配ですので、設定後勾配の変更が難しい場合や搬送物の底面が特異なるときは、メーカーへご相談ください。テストをした上で自走勾配を選定することをおすすめします。
ココミテvol.2より参考