くい込み継手
パイプ管や銅管などの管同士を組み合わせるために使用するジョイントです。
特長
- 配管作業でスペースがない、溶接ができないなどの場合に、ナットを締め付けるだけで配管接続ができる継手です。ナットにパイプやチューブを挿入して締め付け作業を行うと配管作業が終了する優れものです。
- 仮締め後本体に取り付け、袋ナットを締め付けたとき、急に手応えの増した所からさらに3/4〜1回転締め付けると締め付け作業は完了です。
90°エルボ | ユニオン | ユニオンティ | コネクタ | ユニオンエルボ |
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ここポイント!
- パイプやチューブの材質(鋼管用、銅管用、ステンレス管用)を確認してください。
- 適用管外径(mm)を確認してください。
- ラインに合った形状を確認してください。
- 流体がガスや油、空気の場合などそれぞれの圧力(MPa)を把握して選んでください。
サニタリー配管継手
食品・医薬品などの工場配管継手です。
サニタリーヘルール
サニタリーヘルールエルボ
サニタリー溶接ティ
特長
- 食品工場の配管は、細菌や異物の混入に対しては非常に厳しく、分解・洗浄・組み立てが容易な「サニタリー(衛生的な)仕様」になっています。
- 継手部分は、クランプ方式により簡単着脱可能で、クランプにより1ヵ所のねじ止めで着脱できます。
食品や医薬品工場、その他、半導体製造ラインなどで使用されています。
サニタリー配置の設計(接続方式)
サニタリー配管では、継手部分が平坦になるよう設計(へルール式)されているため、雑菌繁殖の元となる残液を発生させません。
バフ研磨によりほこり・汚れをシャットアウト
通常の配管継手はステンレス製であっても材質表面に凹凸があります。
サニタリー配管は表面・内面をバフ研磨処理しています。それにより配管につくほこりや汚れを最小限に抑え、高品質な移送を実現します。
軽量化により取り扱いが簡単
サニタリー配管は、肉厚を薄くすることで軽量化を実現しました。これにより従来のステンレス継手の約半分以下の重さとなり、洗浄や配管が簡単です。
ここポイント!
- 材質を確認してください。(主にステンレスSUS304)
- サイズを確認してください。(パイプの外径により、1.0S・1.5Sなどがあります)
- 接続方式の種類を確認してください。(ヘルール式・溶接式など)
- 別作品の場合は、簡単な図面が必要なので注意してください。
ココミテvol.2より参考