特長
- 空接面は全てステンレス(SUS316L,SUS321,SUS304)製ですので、耐食性に優れています。
- 最高使用温度は160℃です(空気温度)。
基本構造
金属パイプの中央にスパイラル発熱体を高絶縁材で充填したヒータです。
取付方法
●プラグヒータの取付
●U型・UL型・M型・SL型フィン付ヒータの取付
- ①
-
ヒータ取付板にヒータ取付穴(φ17)を開け、ヒータを取付けます。
各種フィン付ヒータのピッチに合わせて開けてください。
- ②
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付属のワッシャとパッキンをねじ部に挿入し取付穴に差し込みます。
ヒータ取付板の外側から付属のナットでヒータを固定します。(図8)
(図8)
- ③
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ヒータ取付板をダクト等に取付けます。(図9)
(図9)
- ④
-
結線方法 端子2ヶ所に電線を接続します。(図10)
(図10)
※締め付け後は、空気漏れがないことを確認してください。
使用上の注意
- ヒータの端子部に水等がかからないようにしてください。漏電・ショートの原因となります。
- 配線端子の接続は、接触状態に注意して確実に行ってください。
- 定格電圧(V)以上での使用はしないでください。
- ヒータを非加熱物から外す際は必ず、電源を切ってください。また、電源を切った後、すぐにヒータには触れないでください。
- 安全にお使い頂くために、温度調節コントローラをご使用ください。
選定方法
① 一定量を加熱する場合(図11)
効率は、保温、断熱、ヒータの配置等によって異なるため、正確に算出することは難しいですが、一般的に0.2~0.5が適当です。
例1) 5m3の空気を120℃にする場合
(気温が20℃で設定温度までの上昇時間を60分とする。)
*効率を0.3とした。
② 流れる空気を加熱する場合(図12)
効率は、保温、断熱、ヒータの配置等によって異なるため、正確に算出することは難しいですが、一般的に0.2~0.5が適当です。
例2) 2Nm3/minで流れる空気を70℃にする場合
(気温を20℃とする。)
*下記計算例、分単位(min)を時間単位(hr)に換算。2Nm3/min×60分=120Nm3/hr
*効率を0.5とした。
空気の比熱、比重
物 質 | 比重(kg/m3) | 比熱(kcal/kg℃) |
---|---|---|
空 気 | 1.16 | 0.24 |
空気の比熱、比重
※使用ヒータ:MAHP
※空気の量:100m3
※使用ヒータ:MAHP