表面処理鋼板
- 亜鉛めっきにより鉄の防食性はかなり高められていますが、更に塗装を施すことにより耐食性は大幅に向上し、美観も改善されます。 塗装鋼板はプレコート鋼板(成形してから塗装するポストコートに対して、成形前に塗装するプレコート)ともいわれ、従来溶融亜鉛めっき鋼板をベースにつくられてきましたが、最近では、電気亜鉛めっき、合金亜鉛めっき鋼板にも採用され、塗布材の種類も多様化しております。 塗装による表面処理鋼板を【表1】に示します。タグ:
- 表面処理鋼板には多く種類がありますが、製造方法で分類すると、溶融めっき、電気めっき、塗装、及びこれらの組み合わせなどがあります。以下順に説明しましょう。 溶融めっきによる表面処理鋼板の種類、特徴、用途などを【表1】に示します。タグ:
- 鉄鋼薄板製品に対するめっきや塗装などの表面処理は、昔から成形後に行うのが当然のこととしてきましたが、近年、亜鉛めっきや塗装などをあらかじめ施した鋼板が使われ、成形後の表面処理は不用になってきました。 これらの鋼板は、表面処理鋼板と呼ばれ、亜鉛めっき鋼板を中心として、安価で優れた防錆効果や、プリント(木目などを印刷塗装できる)などの装飾効果のため、自動車・建材などに爆発的に採用されるようになりました。 表面処理鋼板には実に多くの種類があり、混乱しますが、表面処理の方法で分類すると、溶融めっき鋼板、電気めっき鋼板、塗装鋼板およびこれらの組み合わせの鋼板などがあります。【表1】に分類してみました。タグ: