ねじ込み継手
配管工事をする際に配管の方向を変えたり継ぎ合わせたり分岐させたりする部品です。
特長
- 継手自体にめねじが切られているため、接合作業で溶接継手のように完全固定するわけではなく、補修メンテナンスがしやすいです。
- 配管は使用する際ねじ切り機などでおねじを切って使用します。
接合手順
①管の切断
- 丸のこ切断機や帯のこ盤などを使用して、管を管軸線に対して直角に切断してください。
- バリやカエリをヤスリ、リーマなどで完全に除去してください。
②管のねじ切り
- 自動切り上げ装置付のねじ切り機を使用して、JIS B0203管用テーパねじに規定されている正しいテーパおねじを切ってください。
- ねじ切り後、必ずねじ径と形状を確認してください。
③管の洗浄
- ねじ部および管内面の油、切り粉、ゴミなどを洗浄剤、ウエスなどを用いて除去してください。
④シール剤の使用と防食処理
<液状シール剤の場合>
- 端面から垂れないよう、ねじ全体に塗布してください。
- シール剤メーカーの取扱説明書に従ってください。
<シールテープの場合>
- 端部からはみ出さないよう、ラップさせながらしっかりと巻いてください。
- 呼び2(50A)以上の大口径の接合に、シールテープは適しません。液状シール剤を使用するようにしてください。(シールテープと液状シール剤の併用は、ねじかじりなどの発生要因にもなりますので、これらの同時使用をしないようにしてください。)
⑤ねじ込み
- 手締め後、標準の締め付けトルクになるまでねじ込みをしてください。
⑥補修
- 外面のキズやねじ露出部を防食剤で補修してください。
継手の種類 ※この他にも多数種類があります。
エルボ(L) | 45°エルボ(45°L) | おすめすエルボ (SL) (ストリートエルボ) |
径違いエルボ(RL) | チーズ(T) | 径違いチーズ(RT) |
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3方径違いT(BRT) | クロス(Cr) | 径違いクロス(RCr) | プラグ(P) | ニップル(Ni) | めすおすロングベンド (MBe) |
キャップ(Ca) | ブッシュ(Bu) | ソケット(S) | 径違いソケット (RS) |
組みフランジ(F) | ユニオン(FU) |
ここポイント!
- 使用圧力(MPa)を確認してください。
- 継手の種類を確認してください。
- 使用する流体に合わせて継手の材質を確認してください。
- 使用する配管の呼び寸法を確認してください。
ココミテvol.2より参考