一液型発泡ウレタン(ストロータイプ)
エアゾール缶のため簡単に断熱・充てんができます。
特長
- 高気密・高断熱住宅用シーリング剤としての用途の他にサッシまわり、ドアのすき間を充てんすることにより遮音・結露防止効果を発揮し、また、温水冷水パイプ、空調設備の断熱保温などにも幅広く使用できます。
空気中の水分と結合することで硬化します。
硬化時間は約1~24時間とさまざまなものがあります。 - エアゾール(スプレー缶)で簡単に注入でき、缶容量の20~30倍の容積に発泡するので大きな穴でも充てんでき、硬化後は独立気泡(固いスポンジのイメージ)で断熱・吸温効果があります。
- 吐き出し後、さらに見た目が2~3倍膨れるので狭いすき間にも充てんできます。
二液型発泡ウレタン(エアゾール型)
特長
- 二液が混ざるとすぐに固まるので、きめ細かく美しい仕上がりで、天井など垂れ落ちては困るところに適しています。
(硬化時間約1分~5分)
発泡ウレタンのさまざまな用途
建築(断熱・結露防止)、防音・吸音、冷暖房工事、保温・保冷工事、冷凍コンテナ・冷凍ショーケース、(断熱材として)低温倉庫、各種配管工事車両、船舶、航空機、各種クーラー、浮力保持、(浮力材として)梱包、接着、充てん、補修工事など幅広く使用できます。
用途・項目 \ 品名 | 一液型 | 二液型 | |||
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吹き付け | 充てん | ガンシステム | |||
充てん用途 | 一般 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
断続使用 | × | × | ◎ | × | |
吹き付け用途 | 20mm以下の厚み | ◎ | × | × | ◎ |
20mm以上の厚み | ○ | × | × | ◎ | |
20mm以下天井使用 | △ | × | × | ◎ |
(測定条件:気温20℃・湿度50%)
ここポイント! |
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・一液型または二液型かを確認してください。 ・用途に合わせて必要な容量(g)を選んでください。 ・施工箇所の雰囲気に合わせ、近似色を選定してください。 ・充てん用・吹き付け用、ガンタイプかを確認してください。 ※ガンタイプは使用頻度の高いときに便利です。 |
一液型発泡ウレタン(ガンタイプ)
窓枠や配管のすき間を埋めて、結露防止や遮音のために使用する充てん・断熱剤です。
特長
- 作業を断続的に使用したい場合には、ガンタイプが優れています。(ストロータイプは1回使いきりです。)(保管時には、ガンにウレタン缶を取り付けたまま、流量調整ねじを完全に閉め、ウレタン缶を正立状態で、直射日光が当たらない湿気の少ない冷暗所で保管してください。)
用途
・コンクリートとアルミ窓枠、ドア枠の接着・すき間充てん
・結露防止、床下のきしみ防止・断熱・保温
・配線ケーブルボックスのはめ込み・すき間充てん・固定
・配管パイプ貫通部のすき間充てん・固定
配線ケーブルボックスのはめ込み・すき間充てん・固定に。
床下のきしみ防止・断熱・保温に。
配管パイプ貫通部のすき間充てん・固定に。
【注意事項】
〔 接着する素材・接着しない素材 〕
ほとんどの素材に接着しますが、ナイロン・ポリエステル・ポリプロピレン・軟質塩化ビニール・シリコン樹脂・フッ素樹脂・ガラスなどには接着しません。
〔 発泡ウレタンの欠点 〕
発泡ウレタンは紫外線に当たると茶褐色に変色・劣化し、力を加えるとぼろぼろに崩れます。硬化後に塗料(油性・水性と問わず)を塗ったり、ウレタンをカットしてパテを塗ったりし、紫外線が当たらないように表面処理をしてください。
豆知識 JAIA F☆☆☆☆、JAIA 4VOC基準適合について | ||||||||||||||||
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日本接着剤工業会による“室内空気質汚染対策のための自主管理規定”に基づき、ホルムアルデヒド放散等級、および4物質のVOC基準値が定められています。 ホルムアルデヒド等級区分
4物質の含有量管理値
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ここポイント! |
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・発泡容積、施工可能長さ、フォーム色を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考