接着剤2液タイプ
2種類の液剤(主剤・硬化剤)を混合して使用する接着剤です。
特長
- 水分や溶剤の蒸発で接着力を発揮する1液タイプの接着剤が不向きな場面での使用に適しています。(例えば、面接着する際に、外気と触れない中心部まで化学反応で硬化します。)
- 金属、ガラス、陶磁器、電子部品など主に硬い物の接着に使用されます。
- 主成分はコンクリートなどの石材に適したエポキシ系や、金属系に適したアクリル系です。
- 硬化剤はポリアミド樹脂やポリチオール樹脂などが主に使用されています。
- 液の混合が容易なガンタイプもあります。
ガンタイプ
豆知識 名称の由来 |
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接着剤の名称は、「接合材」・「強力ノリ」などの呼称で呼ばれていたものに対して、薬局で売りやすいように「材」でなく「剤」の文字を使うようになったとされています。 |
【注意事項】
皮膚に触れないように注意し、換気と火気に充分に注意してください。
メガネ、マスク、手袋、保護クリームなどの保護具を使用してください。
ここポイント! |
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・接着する物の材質を確認してください。 ・用途に合わせて色・容量を選んでください。 ・硬化時間を確認してください。 ・混合比を確認してください。 |
UV硬化型接着剤
UV(紫外線)を照射することで短時間で接着可能な製品です。
特長
- 紫外線を照射することで0.1秒~数秒で硬化するので、硬化時間を大幅に短縮できます。
- 熱に弱い基材の変形や変質を起こさずに接着が可能です。
医療用ろ過フィルターの接着に
用途
電気・電子部品、医療、ガラス工芸品、建築現場などに。
【注意事項】
接着するには、UV(紫外線)照射装置が必要です。
ここポイント! |
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・接着する材料を確認してください。 ・硬化時間を確認してください。 ・粘度を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考