木工用ドリル
木材用穴あけ工具です。
特長
- 先端に円錐状のねじ(先ねじ=誘導ねじ)を持っています。回転によりねじが進むことで錐を被削材に引き込んでいきます。そのため、錐を進めるための推力(押す力)を与える必要はありません。
- 木工ドリルの特長は先ねじとケガキ刃にあり、回転により先ねじが進むことで錐を被削材に引き込んでいきます。
ドリル各部の名称と機能
1)先ねじ(誘導ねじ)
回転によって、ドリルの本体を被削材の中に引き込んでいくため、推力(押す力)を与えなくてもスムーズな穴あけ作業が行えます。1回転で、ねじのピッチだけ切り込んで行きます。
2)ケガキ刃(爪)
穴あけの際、ドリルの回転円周に沿って、被削材の繊維(木目)などをケガキながら進む刃(爪)です。爪高さは1/2ピッチ以上必要です。
3)スクイ刃
ケガキした部分を削り取る主刃です。
4)ねじ丈・深さ
切りくずをラセン(ねじれ溝)に沿って外へ排出する役目をします。
木工用ドリルと他のドリルとの違い
木工用ドリル
先端に円錐状のねじ(先ねじ=誘導ねじ)を持っています。
鉄工ドリル
先端に切れ刃を持っています。
コンクリートドリル
先端に切れ刃と超硬を持っています。
ここポイント! |
---|
・穴径(ドリル径)、穴の深さ(ドリルの働き)を確認してください。 ・使用機種(電気ドリル、インパクトドライバー、ボール盤)を確認してください。 ・軸径を確認してください。 ・被削材を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考