刷毛
塗料・ニスなどを塗る道具です。
特長
- 刷毛は、他の塗料道具に比べ手軽に扱いやすいです。
- 塗料を厚くも薄くも自由に塗ることができます。また仕上がりの良さは一番です。
毛材別の特長
毛材 | 対アルカリ性 | 対酸性 |
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獣毛(山羊・馬・豚毛など) | 強い | 弱い |
PP(ポリプロピレン) | 強い | 強い |
PBT(ポリブチレンテレフタレート) PET(ポリエチレンテレフタレート) |
弱い | 強い |
ナイロン | 強い | 弱い |
毛材の選定について | |
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山羊毛 | 刷毛材料の中では比較的多く使用されています。毛が軟らかいので刷毛目が残りにくい、塗料含みが良いなどの特長があり、主にラックニス、合成樹脂塗料を塗る刷毛に多く使用されています。 |
馬毛 | 毛質が適度に硬く塗料の含みが良いので、粘り気のあるペイント用・トタン用・油ワニスを塗る刷毛に多く使用されています。 |
豚毛 | 毛質が太く、腰が非常に強いわりに毛先は軟らかいのが特長です。粘り気の強い塗料、エポキシ・接着剤の塗布・ダスター刷毛に多く使用されています。 |
化学繊維 | PP(ポリプロピレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、ナイロンが主流で水性塗料を塗る刷毛に多く使用されています。化学繊維の毛表面が、水性塗料を固着しにくいためです。 |
混毛 | 毛を混ぜることにより、それぞれの特長を生かして毛腰の調整や塗料含みを調節し、より使いやすい商品に仕上げたものです。 |
用途
水性用
塗料離れのよい化繊を主流とした刷毛です。乾燥が早い水性塗料も塗装しやすい刷毛です。
油性用
腰の強い馬毛などが主流で油性塗料をよく含み、よく伸びて塗装しやすい刷毛です。
ニス用
毛先の細かい毛材を使用し、刷毛目を残りにくくしてあります。滑らかで塗装しやすい刷毛です。
豆知識 刷毛の使用方法 |
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・新しい刷毛を使用する前に手でよくもみほぐし、浮き毛(抜け毛)を取り除いてください。 ・塗料は、毛先から2/3くらいの所まで含ませて使用すると塗りやすいです。 ・有機溶剤に浸けたままにすると、根元の接着剤が溶けて毛が抜けてしまいます。 ・回りを傷つけずに細かいホコリ・ゴミを取り除く使い方もあります。 |
ここポイント! |
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・塗料と塗装する場所により刷毛の毛材や形状・種類を選んでください。 |
ココミテvol.2より参考