ニードルスケーラ(エアタガネ)
作業面にニードル(針)を往復運動させて当てることにより、はくり作業をする空圧工具です。
ピストル型
ストレート型
特長
- 狭い場所や奥まった箇所、段差のある箇所に威力を発揮します。さらに多数の針が加工物の凹凸面に追従しさまざまな加工を可能にします。
用途
・溶接後のスラグ(溶接棒の被覆剤やフラックスなどがアーク溶接によって溶けてできたカスのこと)落とし、スパッタ(溶接時に出るカス)落とし
・コンクリートや岩盤の目荒らし
・鋳物の砂落とし
・鋳物・塗装などのサンドブラスト
・パネル・鉄板のサビ落とし
※はくり作業…はがして取ること。
ショットピーニング効果
ニードルパンチの強力な打撃が加工物の表層に残留反応をもたせ、表面の硬さが増します。(ショットピーニング効果)溶接後の劣化部分の補強に効果があります。
[表面に付与された圧縮残留応力(くぼみ)は、溶接後の劣化部(溶接時の応力残留部)と相殺する形で作用し、結果的に補強効果があります。]
ここポイント! |
---|
・打撃数の確認をしてください。 |
ココミテvol.2より参考