金属洗浄や塗装などを行う表面処理工程では、有機溶剤が使われるため有機溶剤中毒予防規則が適用され、従業員の保護が義務つけられます。また有機溶剤が工場外に漏れると、近隣との間に悪臭問題や健康問題のトラブルのもとになります。

 これらの対策として次のことが行われています。

1. 有機溶剤を取り扱う場所を各種フードで囲い、排気装置で吸引します。(局所排気)
2. 活性炭吸着塔を用いて有機溶剤を吸着除去します。
3. 吸着除去された空気を屋外へ排出します。

 【表1】に、局所排気装置の制御風速、【表2】に、換気必要量を、【図1】に活性炭吸着装置の吸着脱着プロセスを示します。

【表1】局所排気装置の制御風速

型式 制御風速m/s
囲い式 0.4
外付式 側方吸引 0.5
下方吸引 0.5
上方吸引 1.0

【表2】換気装置の換気必要量

有機溶剤などの区分 換気量(m3/min)
第1種有機溶剤等(トリクロルエチレン等) 0.3w
第2種有機溶剤等(パークロルエチレン等) 0.04w
第3種有機溶剤等(石油系溶剤等) 0.01w

図1