プラスチック材料は、水素、炭素、酸素、窒素などの原子が高分子状態に結合して成り立っていますので、有機溶剤などの薬品によっては溶解をする場合があります。成形品の使用環境によっては溶剤が関係する場合、成形品の表面が溶解し、クラック発生して破断したり、表面が侵されたりする場合があります。

 プラスチック材料が溶解する目安となる指標としては溶解度パラメータというものがあります。これはSP値という指標です。SP値は、材料によってその値が知られています。 溶剤のSP値と近傍にある場合にそのプラスチックは溶解しやすいとされています。

 主な材料のSP値を以下に示します。

ポリエチレン 7.9
ポリスチレン 9.1
酢酸ビニル樹脂 9.4
塩化ビニル 9.7
アクリル樹脂 9.5
ポリアクリロニトリル 15.4
ポリアミド 13.6
酢酸セルロース 10.9
硝酸セルロース 10.6-11.5
フェノール樹脂 11.5
エポキシ樹脂 10.9
天然ゴム 8.3

 主な溶剤のSP値を以下に示します。

エーテル 7.4
キシレン 8.8
トルエン 8.9
酢酸エチル 9.1
トリクレン 9.3
酢酸メチル 9.6
アセトン 10.0
イソプロピルアルコール 11.5
エチルアルコール 12.7
水 23.4
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参考文献:桜内雄二郎著,P44-45,プラスチック技術読本,(株)工業調査会