プラスチックは、炭素や水素、酸素などからなる高分子であり、その多くは加熱によって燃焼します。燃焼のしやすさ(しにくさ)は、プラスチック製品の使用環境によって大変重要な因子となります。
 プラスチックの燃焼性は、様々な試験方法があり、用途によって使い分けられています。
 以下に主要な試験方法について概説します。

試験名 試験方法
(1)ホットワイヤー ニッケル-クロム線を試験片に5回巻き付けて、電流を流して着火する時間を計測する。
(2)ホットマンドレル 300℃の円錐形状の棒を材料に接触させて、接触部分に高周波スパークを発生させて、材料と加熱ガスへの着火の具合を試験する。
(3)グローワイヤー 550~960℃の赤熱棒を押し付けて着火時間を計測する。
(4)ニードルフレーム 細口ニードルバーナーの炎によって燃焼の有無を試験する。
(5)ブンゼンフレーム メタンガス、プロパンガスなどをバーナーで燃焼させ、燃焼速度、残炎時間を試験する。
(6)高圧アークトラッキング 5200v程度の高電圧を5分間通電して着火度を評価する。
(7)大電流アーク 大電流を一定速度でアークを発生させて着火度を評価する。
(8)アーク燃焼 高電圧部分と絶縁破壊しやすい部分の間でアークを発生させて着火度を評価する。
(9)タブレット ヘキサメチレンテトラミンを試験片上で燃焼させ、燃焼の広がりを評価する。
(10)不完全接続 実使用電流に応じた発熱線を挿入して通電し、着火度を評価する。