国内製造業の高付加価値化へのシフトや、ppmオーダー以上の高品質が通常で要求される背景などから、コストパフォーマンスの高い、即ち低投資で高機能なクリーン化ニーズが非常に高まっています。同様に、各種グレードのクリーンルームで使用される設備や備品類のクリーン化対応も要求されています。

(1)クリーン化対応設計に必要な要素技術

 クリーン環境を作り出し維持するための原則は次の3つです。

  1. コンタミネーションを持ち込まない
  2. コンタミネーションを出さない
  3. コンタミネーションを堆積させない

 それぞれの原則をLCA(ローコストオートメーション)機構で形成させ、維持するための主な要素技術は次のようになります。

【表1】クリーン化三原則を構成する主な要素技術

クリーン化三原則 要素技術 解説
[1]
コンタミネーションを
持ち込まない
フィルタリング技術 コンタミネーションをフィルタで除去
洗浄・パッケージング技術 コンタミネーションを除去し持ち込むための梱包
気圧制御技術 クリーン環境維持のためのマクロな気流制御
気流制御技術 クリーン環境維持のためのミクロな気流制御
計測評価技術(共通) コンタミネーション量測定技術
気圧/気流測定技術
LCA設計技術(共通) LCA設計技術全般
[2]
コンタミネーションを
出さない
摩擦摩耗抑制技術
(潤滑技術)
可動する摺動部からの発塵量抑制技術
材料技術 耐食材料、帯電位制御材料、密封材、他
パッケージング技術 梱包
計測評価技術(共通) [1] に同じ
LCA設計技術(共通) [2] に同じ
[3]
コンタミネーションを
堆積させない
静電気制御技術 静電気によるコンタミネーション堆積の抑制
気流制御技術 浮遊によるコンタミネーション拡散の抑制
清掃(清浄化技術) 堆積したコンタミネーションの除去
計測評価技術(共通) [1] に同じ
LCA設計技術(共通) [2] に同じ