トラブル
- ここでは、空気圧シリンダの「作動時間が安定しない」というトラブルを例に、関連機器選定の不適切要因とその対策について解説します。 空気圧シリンダの作動時間が安定しない原因は、下記が挙げられます。 供給空気圧、供給空気流量 空気圧シリンダの内部抵抗増大 空気圧シリンダの負荷率 空気圧シリンダのクッション機能 外部抵抗、外部機構の影響 ここでは、上記の3.、4.を解説します。(1、2については「1軸しゅう動機構設計のポイント」、「空気式アクチュエータ用空圧回路のトラブル対策」にて解説しています。)
- ここでは、空気式アクチュエータ用空圧回路のトラブル事例とそれらの対策を解説します。 空気式アクチュエータは電磁弁、速度制御弁などの空圧回路部品を用いて、エアーシリンダの駆動タイミングや速度制御を行います。しかし、空気式アクチュエータは簡便に利用できる長所がある反面、初期設計のまずさや保全の不備により、空圧回路周辺でのトラブルが頻繁に生じています。空圧回路部品も小型化や省電力化の傾向にあり、電磁弁や速度制御弁などの内部構造が精密で複雑かしているため、その対策は重要になっています。下記にトラブル事例と対応策を解説します。