ワックス
床材の保護と床面の美観を向上する液です。
特長
- 床材の保護と床面の美観を向上させ、汚れを付着しにくくし、汚れを除去しやすくします。
ワックスの塗布対象床材
(油性ワックス) 無垢のオイルステンかニス塗り仕上げの木質系床材
(乳化性ワックス)無垢の木質系床材、白木
(水性ワックス) 化学系床材
(樹脂ワックス) 化学系床材、樹脂コーティングされた木質系床材、コンクリート、人造石など
※天然石および人工造石の鏡面仕上げなどワックスが塗布できない場合もあります。
ワックスの塗布方法
①モップを裏返して、浸み込ませます。
②モップを2~3度前後に動かしてワックスをなじませます。
③床面にワックスをたらします。
④モップにワックスをなじませます。
⑤塗り始めの端をとります。
⑥手前に1~1.5m位引き、そのまま斜め前に押します。
⑦塗布場所を重ね合わせながらジグザグに塗ります。
⑧一区面(横一例か二例)を塗布したら、50cmくらい離れた所の床面にワックスをたらします。
⑨一回のワックスのたらす量が一区画分になるようにしながら、塗布していきます。
⑩塗り終わりの端をとります。乾燥後③から再度塗布します。
ここポイント! |
---|
・床材を確認してください。(木質系、化学系、石質系など) ・既にどのようなワックスが塗布されているかを確認してください。 (樹脂性、乳化性、水性、油性、塗料など) ・ワックスの機能を確認してください。(耐久性、光沢、汚れに強い、速乾性など) ・用途に合わせて必要な容量(L)を確認してください。 |
はく離剤
塗布されたワックスを溶解させ除去する液です。
特長
- 塗布されたワックス(樹脂ワックス)を溶解させ除去します。既に樹脂ワックスが塗布されていて、洗剤では除去できないときに使用します。
※ゴム床、リノリューム床、フローリングには使用できません。
はく離作業方法
前作業
①清掃用パネルの設置
立ち入り禁止のパネルを設けて、作業者以外の立ち入りを禁止します。
②ダスターがけ
ダスタークロスで粗ゴミを除去します。
③養生作業
養生テープではく離する区画を区切り、はく離剤が作業場所以外に流れ込まないようにします。
④はく離剤を希釈
はく離剤を水または温水で5~10倍(※)に希釈します。
※各メーカーの仕様により異なります。 ※温水の場合、40℃くらいが適温となります。
はく離作業
①はく離剤塗布
希釈したはく離剤をモップにたっぷり付けて、均一に広げます。
(標準塗布量:1m2当たり200ml)
②ポリッシャーがけ
5~10分間放置後、茶または黒パッドを付けたポリッシャーで丁寧に擦り洗いをします。
③汚水回収
はく離汚水が乾かないうちに吸水バキュームやスクイージーではく離汚水を回収します。
④水拭き
水拭きを2~3回行います。
⑤乾燥
フロアファンで乾燥させます。
ここポイント! | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
・ワックス被膜への浸透・溶解スピードによる違いを確認してください。
(低臭であると病院やスーパーなど臭いが気になる現場にも対応できます。) ・はく離剤の希釈倍率を確認してください。 (希釈倍率が高いほど経済的です。) |
ココミテvol.2より参考