コンクリートブレーカー
道路補修、コンクリート構造物の破砕作業に使用する機器です。
特長
- コンクリートブレーカーには空圧式と油圧式があります。
用途
道路工事、解体工事などでのコンクリート、アスファルトの破砕作業に使用します。
空圧式と油圧式について
- 空圧式を選ぶ場合
- 人数が多く、1つのコンプレッサーで複数使用する現場の時に。
- コンプレッサーとブレーカーとが離れた場所で使用する現場の時に。
デメリット
- 作業音が大きいです。
- 大きなコンプレッサーが必要です。
- 寒冷地に不向きです。
・油圧式を選ぶ場合
- 油圧ユニットを持っている時に。
- 作業現場が狭く大きな機械を持ちこめない現場の時に。
- 市街地や夜間などの騒音が出せない現場の時に。
- トラックなどで運搬ができない現場の時に。
- 寒冷地で連続作業を行う現場の時に。
【注意事項】
- 油圧ハンドブレーカーは、ブレーカー+油圧ユニット+油圧延長ホースの3点セットで使用できます。
- ブレーカーの機種により、ノミ(先端工具)が異なります。
- 油圧ハンドブレーカーには、通常ノミが1本標準付属されています。
- コンクリートブレーカーを使用するには、振動工具の取扱いの安全衛生教育が必要になります。
ここポイント!
- 空圧式か油圧式かを確認してください。
- 質量(自重)(kg)を確認してください。
- 使用するノミの径(シャンク径)・形状を確認してください。
- 油圧発生装置の有無を確認してください。(ブレーカー単体では使用できません。)
- ブレーカーの打撃力は、ブレーカー重量に比例します。(重い方が打撃力は強いです。)
モルタル充填器
窓枠まわり、ドアサッシまわりの間隙部へモルタルをつめます。
特長
- 建設現場施工時に、窓枠まわり、ドアサッシまわりなどの手作業では充填しにくい間隙部へ、らくらくとモルタルを充填できます。
- 手早く、正確に操作ができて、美しく仕上がります。
用途
窓枠、ドアサッシまわりの充填。
配管ダクトのアンカー施工の後処理。
ブロックジョイント部などの充填。
注射器の要領で吸い込んで吐き出す仕組みになっているので、まわりが汚れず、なおかつ素早い充填が楽に行えます。
豆知識 モルタルとは…
セメントまたは石灰に砂をまぜて水で練ったものです。
ここポイント!
- 充填箇所に合わせて先端の形状、口形状幅(mm)を選んでください。
- 使用量に合わせてストローク(L)を確認してください。
先端形状
トロウェル
土間のコンクリートを平らにする仕上げマシン(通称:機械ゴテ)です。
最下部のブレードにスムージングディスク(通称:円盤)を装着して、ムラ取り(※不陸調整)を行います。
※不陸調整とは
不揃い、平らでない所を平らにすること。
特長
- 建設現場の土間施工作業で、ムラ取り(不陸調整)作業と、最終工程のコテ仕上げ作業を、素早くかつ美しくできる機械です。
- 最下部のブレード(羽根)を動力で回転させ、コテ仕上げ作業を機械的に行えます。
スムージングディスクと羽根
スムージングディスク
コンクリートが固まっていないときに、でこぼこをならします。
羽根だけのとき
コンクリートが固まったら、スムージングディスクを外して、羽根でなでます。 (コテの役目です。)
騎乗式トロウェル
広い土間作業で、仕上げのスピードと精度を要求するときは、騎乗式トロウェルを選ぶ場合もあります。
ここポイント!
- 施工面の平米数(m2)に合わせて、羽根の直径(作業幅φ)を確認してください。
作業幅は、φ60・φ75・φ90・φ100・φ120と一般的に5種類あります。
一般的な作業幅
- 50m2未満の土間作業→φ75
- 50m2以上の土間作業(平米数に合わせて)→φ100・φ120または複数サイズの併用
ココミテvol.2より参考