軸付ブラシ
パイプ内面のサビ取り、金属の加工後にバリ取りや磨き、汚れ落としなどさまざまな用途で使用します。
仕上げ磨きにも。
特長
- パイプの内径を磨いたり、ドリルで金属に穴を開けた時のはみ出した部分や細い溝、平面の汚れ落としに使用します。
【注意事項】
軸(シャフト)は軸長の2/3以上を回転工具(グラインダー・ドリルなど)に確実に差し込んで取り付けてください。
ブラシ素材について
毛材 | 特長 | 用途 |
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鉄波 | 硬鋼線より軟らかいので、傷はつきにくいが、腰は弱く、サビが発生しやすいです。 | ・サビ取り ・研磨 |
硬鋼線 (ワイヤー) |
冷間引延により、硬度を出したものです。広く工業用ブラシに使用されます。しかし、サビが発生したり、連続使用をすると金属疲労を起こします。炭素含有量は40~80Cです。 | ・サビ落し ・はく離 ・バリ取り ・スケール除去 ・研削 ・研磨 |
真鍮 | 硬鋼線やステンレス線よりも腰が軟らかく、あたりがソフトです。ただし、色が着くこともあります。 | ・真鍮や銅製品の研磨 ・サビ落し ・バリ取り |
ステンレス | 酸・アルカリ・熱に強く、硬鋼線に比べサビが発生しにくいです。 | ・ステンレス・アルミニウム製品の研磨 ・水溶液、酸溶液内や高温の中での研磨 |
ナイロン | 化学繊維の中では耐磨耗性、弾力性、柔軟性に優れ、耐久性は抜群です。アルカリにはほとんど影響を受けません。 | ・パイプクリーナー ・車輌洗浄用 ・板硝子・紡績・製紙用 ・食品関係用 ・洗ビン用 ・医療用 |
砥粒入 ナイロン |
ナイロン材に砥粒を混ぜ研削力を強くしたものです。 | ・バリ取り |
モノエイト | ナイロンにカーボンをコーティングし、導電性を持たせた毛材。 | ・静電気対策 |
アラミド | 耐熱ナイロン。 | ・金型の付着物除去、その他高熱で傷をつけずに清掃したいときに。 |
ダイヤ | ナイロン材にダイヤを混ぜた毛材。 | ・高硬度金属、セラミック、カーボンなどの微細加工に。 |
ネジリブラシ
特長
- パイプ管内部のよごれを落としたり、各種金属の交差穴内部の金属片を取り除いたりします。
電気ドリルやボール盤に取り付けて使用します。
平型ブラシ
特長
- 各種金属の加工後の細い溝の汚れ落としやバリ取りに使用します。仕上げ用のバフもあります。マイクログラインダーに取り付けて使います。
エンド型ブラシ
特長
- 各種金属加工後の止まり穴の底面に付いた汚れや金属片を取り除きに使用します。マイクログラインダーに取り付けて使います。
筒径を確認してください。
カップ型ブラシ
特長
- 平面の汚れ落としや角面の金属片除去や汚れ落としに使用します。
マイクログラインダーに取り付けて使います。
ベベル型ブラシ
特長
- 各種金属の角面の汚れ落としやバリ取りに使用します。
フラワー型ブラシ
特長
- 貫通穴や止まり穴の側面の磨きやバリ取りに使用します。
傘型ブラシ
特長
- 貫通穴や止まり穴の側面および底面の磨きやバリ取りに使用します。
豆知識 ブラシについて |
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・ブラシは毛の先端がワークに当たるように使用すると一番効果が出るため、毛先が1~2mm切り込む位が適切です。 ・切り込み量が多すぎると毛の磨耗や折損につながりますのでブラシの寿命が短くなります。 |
【注意事項】
エアツール全般での使用はできませんので注意してください。またシャンクの径によって使用工具が変わります。
3φシャンク・・・変速式電動マイクログラインダー 6φシャンク・・・電動ドリル、ボール盤など
軸(シャフト)は軸長の2/3以上回転工具(グラインダー・ドリルなど)に確実に差し込んで取り付けてください。
ここポイント! |
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・ブラシの毛材を確認してください。 ・ブラシの外径(mm)を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考