バルブコンパウンド
油で練った研磨・研削材です。(固めていない砥石のようなものです。)
特長
- ウエス・モップ・バフなどに付けたり、商品の間に入れて研磨・研削します。表面研磨、擦り合あわせ研磨に使用します。
- 種々の研磨研削材それぞれで粒度を選んでください。
- 砥石に使用されている研削材を油で練った「固めていない砥石のようなもの」で、砥石、ディスクペーパー、サンドペーパーなどで研磨できない所も研磨・研削できます。粉末は別注で扱っています。
材質について
砥材名 | 用途 |
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グリーンカーボランダム [GC(緑色炭化ケイ素SiC)] |
GCは高いSiC純度を持つ緑色炭化ケイ素研磨材で、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持ち、破砕により鋭い研削力を自生する優秀な研磨材です。従って超硬金属や刃物類の研磨から、真鍮や銅・合金などの軟質金属・樹脂類の研磨に至るまで幅広い用途に用いることもできます。 |
カーボランダム [C(炭化ケイ素SiC)] |
Cは黒色炭化ケイ素研磨材で、GCと比較して純度や硬度はやや劣るものの、靭性は優れていると言われており、GCより研磨力が劣ると言うことで、硬度の高い母体を深く傷つけずに硬度の低い被研材を削る際にも用いられます。 |
ホワイトアランダム [WA(アルミナAl2O3] |
WAは白色高純度アルミナ(Al2O3)研磨材で、炭化ケイ素に次ぐ硬度を有し、拡張力のない金属やガラス・水晶・半導体結晶などの研磨にも適しています。 |
ここポイント! |
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・用途によって、粒度(#)を選んでください。 その他の粒度 ※材質によっては対応できない粒度もあります。※数の大きい程粒度が細かくなります。 |
ダイヤモンドペースト
プラスチック金型などの最終仕上げに使用する研磨材です。
特長
- 金属などの最終仕上げに使用します。フェルトバフなどをご使用ください。ダイヤモンド砥粒が特殊製法により均一に分散しているので安定した研磨力が得られます。
- ペーストの粘度は非常に低いので作業性は良好です
- なめらかで使いやすいです。
ダイヤモンドスプレー
特長
- 油性のダイヤモンドペーストをスプレー化した精密仕上げ用研磨材です。定量噴射で無駄なく使用でき、プッシュ回数でダイヤモンド塗布量が管理できます。
- 粗い粒度から細かい粒度の順に使用してください。
例)♯3000→♯8000→♯14000 - 研磨後鏡面になります。
ダイヤモンド希釈液
特長
- サビやすい材料の加工に使用します。
高い加工能率性があります。
広い面積の材料に有効です。
ダイヤモンドペーストの希釈液です。
ここポイント! | ||||||||||||||||||||
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・どのような磨き加工(ラップ)にするかにより粒度(♯)を選んでください。
※予備ラップとはワークについた前工程の加工キズを消すための加工です。 |
液状金属みがき剤
金属の表面を研磨して光沢を出します。
特長
- 細かなアルミナ系研磨剤入りのため、傷がつきにくく、光沢出しができます。真鍮、銅、鉄、ステンレス、アルミ、スズなどの金属全般に使用できます。また、プラスチック類にも使用できます。
クリーム状金属みがき剤
特長
- アルミナ系研磨剤含有の乳化性クリーム状金属みがきです。
- チューブ入りで使い勝手が良いタイプです。
- ステンレス、真鍮、銅、アルミ、スズ、鉄などの金属の研磨、プラスチック類の研磨に使用します。
ネリ状金属みがき剤
特長
- 油性ネリ状金属みがきです。
- 液状タイプでは落ちにくいがんこな汚れ落としに使用します。
- 真鍮、銅、ステンレス、アルミ、スズ、鉄など金属の研磨、プラスチック類の研磨、金型、精密機械の研磨やバルブなどの摺り合わせに使用します。
【注意事項】
メッキに使用すると剥がれる場合があるので、目立たない場所で確認してから使用してください。
ここポイント! |
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・研磨剤の粒度が製品によって異なるので、用途に合わせて製品を選んでください。 ・容量(g)を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考