リフティングマグネット(永磁タイプ)
原材料や製品などの重量物の吊り上げ、搬送などに用います。
特長
- 電源不要なので停電などの電気的不安がありません。
- 配電や整流器が不要なので場所を選ばず使えます。
- 小型でも高い磁力効果が得られます。
- マグネットON・OFF切換えが容易にできるため作業効率がアップします。
- 小物から重量物までワークに合わせた幅広い機種選定が可能です。
リフティングマグネット(電磁タイプ)
特長
- 磁力の強さを容易に調整でき、枚数制御吊りが可能です。
- 大型化および連結形化ができます。
- 遠隔操作や作業の自動化が可能です。
リフティングマグネット(永電磁タイプ)
特長
- 着脱操作時のみ通電し、永久磁石で吸着するので停電時も安全です。
- 消費電力もわずかです。
- 遠隔操作や連結使用による自動化ができます。
リフティングマグネット(バッテリータイプ)
特長
- 配線電源不要のため場所を選びません。
- 停電やケーブルの切断に対する不安がありません。
- バッテリー内蔵で機動性に優れます。しかも遠隔操作もできます。
【注意事項】
- 吸着力
吸着物の厚みや吸着物とマグネットとの間の空隙(すきま)の大小、および吸着物の材質などによって、得られる吸着力は大幅に違ってきます。右の図を参照してください。 - 最大吸着力
吸着物の厚みが充分に厚く、吸着表面にゴミや突起がなく密着し、吸着面から全面吸着した状態で材質が軟鋼SS400の場合、その吸着力を上限とみなし、最大吸着力として表わします。 - 吊上能力
最も条件が整った状態での吸着力を最大吸着力と呼び、最大吸着力の1/2、1/3、1/4を、マグネットの能力の目安として吊り上げ能力と称しています。しかし、吸着物の厚みが薄い場合などには、吊り上げ能力で表示した重量を吊ることも困難になります。(板厚が薄いと、吸着力が低下します。) - 吊り荷のサイズ決定
吊り上げる鋼板などのサイズは板厚、たわみ・ゴミなどによる空隙、吸着面積、材質、吊荷のバランスなどの条件と安全係数を考慮して、決めてください。
- 板厚と空隙による吸着力の変化
- 材質による吸着力の差
- 吸着面粗さによる吸着力の差
ここポイント! |
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・マグネットの種類(永磁式、電磁式など)を確認してください。 ・吊上能力(kg)を確認してください。 |
ココミテvol.2より参考